ニュルンベルク・DB博物館編です。
ミュンヘンから約1時間でニュルンベルクへ到着しました。ここがドイツ鉄道発祥の地ですね。駅は行き止まりタイプではなく、普通の中間駅で思ったよりも駅舎は小さい感じでした。
駅は歴史を感じさせる重厚な石造りですが、中は近代的に改装されていて2階部分までは様々なショップが並んでいます。駅前にはトラムが走っております。
ニュルンベルクはおもちゃの街としても知られており、この日(2月10日)はメッセにてトイ・フェアーが開催されておりました。
まずはDB博物館へ向うところですが、途中の駅構内でH0のレイアウトがありました。お金を入れると走るようになっています。ちゃんと速度制御ができるところがいいですね。3線式のメルクリンっぽいですが、レールの中央部分は、昔の0ゲージのようなまさにレールが3本といったものでした。
駅から5分くらいでDB博物館へ到着です。10時くらいですので、そんなに早朝というわけではもちろん無いですが日曜ということもあって周りの商店はすべてお休みのせいか、ほとんど人が歩いていません。写真が正面入り口です。
入場料は4ユーロです。もらったマップを見ると3階まで展示場があるみたいですね。早速、実物の車両が展示してある1階部分から順路に沿って見学に入ったのですが、この時点でデジカメのバッテリー残量がほとんど無い!ということを発見してしまいました。充電器他は、荷物と一緒にミュンヘン中央駅のロッカーの中。とほほ。。1階にはルードヴィッヒII世のお召し列車やS3/6が展示されています。S3/6の動輪は私の背丈以上の大きさで圧倒されてしまいました。ま・・・写真がないのでなんとも文章だけじゃ伝わらないですね。。
2階で鉄道連絡船の「THEODOR HEUSS」を見つけました。これと「Deutschland」を見に来たと言ってもいいくらいですから大感激です。このモデルはかなり大きくて精密に再現されています。
疑問だった煙突上部の様子もわかりました。全体像や側面は雑誌に載っても、こういう部分がわからないですよね。
鉄道博物館へ来て、船が見たい!って言うのもなんだか変ですけどもMIBAの写真をみてから模型の実物をぜひ見たいとは思っておりました。なかなか良い出来です。2階は、この連絡船が展示してある「特別展」(?)と線路や架線といった実物の鉄道を解説した展示、子供たちが遊べるスペースなんかがあります。
3階は模型コーナーになっています。H0のレイアウトもあって、ちょっと暗いので写りが悪いですが正面の操作パネルを職員の方が操作して走らせていました。やっぱり動いているものは面白いと思うのは万国共通なのか、この部屋だけはたくさん人がいました。
模型と言っても巨大な模型の数々が陳列棚に並んでいるだけです。並び方も年代別というわけでもなく、テーマ別でもありません。
私の手と比べるとその大きさがわかると思いますが、何ゲージなんでしょうね?人を乗せて走るライブスチーム並の大きさですよね。展示物だけあってかなり精密な仕上がりです。
同じ3階のフロアーに鉄道連絡船「Deutschland」のジオラマがありました。いや~実物が見られるなんて感激です。
こちらは船単体ではなくて、就航していた当時のヤード風景も一緒に再現されたジオラマになっています。長さ方向はジオラマの全体で2m近くありそうなんですが、縮尺が1/120ということもあってヤードの長さもほんの一部が再現されているといった感じです。桟橋はかなり細かく、精密な仕上がりなんですが全体的に鉄道模型レイアウトというよりも建築模型といった仕上がりになっているのはちょっと残念。とはいえ、デジカメのバッテリー残量を使い切るまで写真撮りましたよ。ガラスのケースに収まっているので、反射してしまうのはちょっと残念な写りでしたが。
1階に戻って、VT11.5(正確にはガスタービンに改造されたBR602)が展示されている分館の方へ。道路を渡ったところにあります。外へ出ちゃうわけですが、入り口でチケットの半券を見せるとOKでした。他にE69とか流線型のBR005など数量が展示されていました。この別館のさらに先に扇形庫があったのですが、火事で消失してしまって今はありません。デジカメのバッテリー切れのため、こちらも写真が無いです。。
1時間くらいDB博物館で過ごして、再び駅まで戻ってきました。停まっている車両は思わず写真に(携帯でしたが)
せっかくなので、トイ・フェアーに行って見ることに。会場入り口で聞いてみたら「業者以外はお断り」とのことで。トイ・フェアーは入場を断られたので、駅前まで戻ってきました。ちなみにメッセ会場まではUバーンで7~8分です。チケットは往復切符で3.8ユーロでした。改札は無いので、上部に刻印している日付は自販機で購入した切符を入り口やホームに設置してあるタイムスタンパーに差し込んで付けます。これが無いと無賃乗車と同じになります。トラムやバスも同じようなシステムですが、かならず検札に来るかというとそうでもなく「必ず買ってくださいね」という性善説っぽいシステムのような気がします。ただし、チケット無しだった場合は高価な罰金が科せられます。バスやトラムも途中の停留所から検札する人が乗ってきたりします。観光の場合は市内交通はフリー・・とかいうチケットがホテルで配布されたり、何かの入場券に添付されたりしますから、確認して利用されるとよいでしょう。
以下、ニュルンベルク旧市街編につづく。。