この記事は2006年8月~に旧サイトの掲示板に投稿されたものです。
最近、レイアウト製作関連の記事が少ないみたいなので、現在製作途中の「プチ・レイアウト」を紹介してみます。
かがみさんの「Mini Layout」のパクリです!・・・かがみさんごめんなさい。<(_ _)>ま・かがみさんのほど細かい作りこみはとっても真似できませんけど(^_^;)
実は、このレイアウトはZゲージの3作目です。2作目は7年ほど前から休み々作っていますが、なかなか進展がありません。ストラクチャーの配置と緑化工事、外構工事を残すのみなのですが・・・こちらは後日ということで。
この「プチ・レイアウト」は昨年の暮れから台枠の製作にとりかかりました。木枠はホームセンターで調達したアガチス材の45×9mm、天板はありあわせのシナベニヤ+コルクシート1mmです。
外形寸法は250mm×250mmとなっています。塗装はウレタンニスのマホガニーに挑戦してみましたが、なかなか難しいですね!
線路はPECOのフレキシブルレールですが、接続金具をケチったため、接続には苦労しました。レールの両外にゼムクリップの針金を半田付けしたのですが、枕木は溶けるは、軌間寸法はズレルはで四苦八苦してしまいました。最終的には無理やり押さえ込んで、エポキシで固着してしまい、やすりで調整しました。
この部分の不細工さを隠すためにも、トンネルの設置は不可欠です。(*^_^*)
コントローラはトランジスタ2SD560とボリュームを組み合わせた簡単なものを自作しました。(ネットにUPされていた回路を参考にしています)
回路保護用として0.4Aのポリスイッチをつけています。このポリスイッチは秋葉原の電気街でも取り扱っているお店は殆んどなく、知らない店員さんもいっぱいいたのには驚きました。
0.5Aのものを予定していたのですが、火曜日のためいつものお店がお休みで、やっと見つけたお店では0.4Aしかありませんでした。しかも値段は3倍の150円でした。でも出直す電車賃を考えると買っといて正解だったと思います。
LED用の電源はパイロットランプ+2回路分を見込んで15mAの定電流ダイオードを3個組み込んでいます。この定電流ダイオードは買い置きしてあったもので@50円でした。
電源9~12Vの場合、1回路でLED1~3個点灯できます。定電流ダイオードは抵抗値を計算しなくても良いので重宝しております。
電源は、元設計ではDC12V仕様でしたが、こんなちっちゃなレイアウトではあまり長時間運転はしないと考えて乾電池006P(9V)としています。
BR89での試運転では、けっこうスピードも出ますし、かなりのスロー運転もOKです。
当初、コントローラは「Mini Layout」の真似をしてコーナーに配置しましたが、将来アクリルカバーを取り付けた状態で運転できるよう、急遽前面に配置変更です。なんと計画性のないことか・・・
木枠側面にドリルで穴を開け、真鍮板t=0.5を加工してなんとか格好がついたようです。
このNOCHの単線用トンネルポーターはつい最近購入したものですが、石目がかなり大きくなっています。
2枚目の写真は’90年頃購入して初代レイアウトに使っているものですが、両袖の擁壁の形状も現在のものとは異なり、何種類かから選択できたと記憶しています。
(これも確か、同じNOCH製だったと思うんですが・・・)
バラスト撒きも無事完了し、発泡スチロールで立体的なイメージ創りを開始しました。
この状態でストラクチャーを仮置きし、切った貼ったを繰り返しながらプラスターで地形を整形していく予定です。
はたして、先に完成するのはこのプチ・レイアウトになるのか?2作目が巻き返すのか?・・・なんともいえません(^_^;)
発砲スチロールの加工には、スチロールカッターを使用しました。
これは約20年前に購入したデコカッター(商品名)です。紙製の電池ボックス+ニクロム線の安価なものでしたが、今でも予備のニクロム線が2本残っており重宝しています。
このスチロールカッターによる加工は切り屑も散乱せず、とっても楽しい作業です。昔は子供たちとロゴを作ったり、動物の形を切り出したりしてよく遊んだものです。
「プチ・レイアウト」の製作は遅々とではありますが、着々と進行中です。
とてもちっちゃいので、ひとつの工程が短時間で終わるのが楽でいいですね!
【地形の製作】
発砲スチロールでラフにイメージ作りをしたあと、プラスターで地形を表現していきます。
Tomixの「シーナリープラスター」と、水に水性ボンドを適当に加えたもので混合します。ずっとこの材料を使っていますが、ひび割れ、剥離等はしたことはありません。
ペインティングナイフでメリハリをつけながら塗り付けていくのですが、いつもここがなかなかイメージ通りならなくて苦労してます。
このままだと吸水性が高いので、ボンドを水で溶いたものを塗ってます。
【階段】
狭い! とにかく狭いです!
「丘の上の教会」を当初からイメージしていたのですが、ここに登る道が作れる余地がありません。仕方なく1mmのスチレンペーパーで階段を作ることにしました。
「蹴上げ寸法」が実寸換算220mmですので、お年寄が登るのはちょっと大変かも(^_^.) 両側の手すりはどうするか考え中です。
【ストラクチャーの仮置き】
とりあえず、地形の製作が完了したのでストラクチャーを仮置きしみました。
お城と、手前の一軒家は製作途中の2代目レイアウトからトレードしてきたものです。
たしかにオーディオ装置みたいかも! ただ20年以上前のイメージですね(笑)
レイアウトの右奥は、当初険しい山岳地帯となるはずだったのですが、お城の塔より低くてさまにならないのでバッサリ切り捨てちゃいました。針葉樹林にでもしてごまかす予定です。
【地形の製作2】
プラスターに水性ホビーカラーで着色し、カラーパウダーをふりかけて緑地としています。Tomixの8105(ライトグリーン)を主体にしてますが、こんな狭いところに使うには粒が粗すぎる感じです。
カラーパウダーは初代レイアウト製作の時の余りが沢山あったので、この中から適当に選んでます。
【ストラクチャーの仮置き2】
これでやっと全体のイメージが固まりました。
やっぱり車両が1両入っただけで、レイアウトが生き生きして見える感じがします・・・親の欲目ですかね(*^_^*)
【リヒテンシュタイン城】
なんといっても、NOCHのこのお城が「プチ・レイアウト」のメインです。
スケール的には教会と一緒で「?」かもしれませんが、ま・レールの曲率半径なんかもっと非現実的ですから!
私の購入したこのお城の組立精度はひどいもので、合わせ目から光が漏れるなんていうレベルではなく、屋根なんか0.5mm位隙間があいてました。
結局、屋根をバラして組立直しました。NOCHさん、”今度はキットで出してよ!”って云いたい!
バラしたついでに、内側にはキッチン用のアルミテープで目張りしています。
【NOCHの教会】
この教会は、つい最近、静山さんが詳細リポートされてましたね!
敷地をレンガ敷き風にしたので、緑色の土台は外してしまいました。その際、お城と同様に遮光しましたが、とにかく小さいのでなかなかうまくいきません。
5mmのオレンジ色LEDを組み込むことにしていますが、やっぱり少し透けて見えちゃう! いっそ、TOTOさんところみたいに遮光しないで「アンドン」風にしたほうが潔いですかね?
以下、完成後の写真です。(管理人)
ウェルカムトレインに関しては、投稿内容が見当たらないので写真のみです。すいません。(管理人)