この記事は2006年4月~に旧サイトの掲示板に投稿されたものを管理人が編集したものです。
このレイアウトは、2006年のオフミに持参されて見せていただいたものです。
オフミで拝見して、割と長い編成の列車がまっすぐ走って来るのを見ながら私も大きめのレイアウトを作りたい!と思う様になったのを憶えています。上の写真はオフミでの様子です。余談ですが、このレイアウトプランはなぜか1979年版(日本語、英語)に掲載されているのですが、その後は掲載がありません。線路セット等に附属する小冊子には掲載されています。(管理人)
1989年頃から模型趣味のひとつとしてZの世界に足を踏み入れました。現在2代目の小型レイアウトを製作中ですが、昨年の11月頃このサイトにめぐり会い、その情報量の多さ、皆様のZにかける情熱、気迫そして資力に圧倒されておりました。先日「ベルリンさんの部屋」に載っているカタログの中に我が家のレイアウトを発見。懐かしさとともに急に昔の記憶がよみがえってきました。写真は1993年頃初めて製作したレイアウトの空撮です。1,530×880×H200の寸法で、線路のレイアウトは全くのコピーです。鉄道模型の知識はほとんど無く、製作過程の写真もありませんが、今後すこしずつご紹介したいと思います。
「ベルリンさんの部屋」のカタログのレイアウトです。日本語解説付きとは驚きでした。私の場合はT1~T3付属の説明書に載っていたものをコピーしましたがもちろん日本語はありませんでした。保有していたT1~T3+αで構成されていることと、立体感は少ないもののRが大きく、直線部分が長い点に魅力を感じています。
製作に当たっては下記の点を変更しています。
1.パンタグラフを上げたまま通過できるよう、鉄橋下のレベルを下げました
2.自動の踏み切りは省略しました
3.留置線と本線の2箇所にアンカプラーを配置して、車両の切り離しと方向転換可能としました・・・実際の操作はとっても難しいですが・・・
【コントロールパネル】
秋葉原で購入した既製品のBoxを利用した自作のコントロールパネルです。260×190×H80で、パネル面のみアルミ板で他はプラスチック製です。
レイアウト全体を適当に6区間にギャップを切り、複数の動力車を配置できるようにしました。
各区間の制御はLED付きの押し釦スイッチを使い、運転可能区間を表示します。9箇所のポイントは押している間だけ通電するタイプのスイッチで、指を離せば中立に戻ります。
動力とポイントのスイッチは直感的に位置が分かるように、縮小したレイアウト図の上に配置してみました。右下の押し釦はアンカプラー用です。
鉄道模型の電気回路の知識は全くないため失笑ものでしょう。
久しぶりに裏蓋を開けてみました。中には結線番号表とLED付スイッチの回路図が入っていて、1993年8月の日付が記入されていました。
まるでタイムカプセルを開けた感激です。昔はこんなに几帳面だったのかと自ら感心したりして(~_~;)
今では気力も体力も失せて、こんな面倒なものは作れないかも知れません。
乾電池はスイッチのLED用です。
レイアウトとパワーパックとは通信機器用のコネクターでワンタッチで接続します。速度と進行方向は純正のパワーパックで操作します。
我が家のシーナリーの現状です。
建設後しばらくは娘のピアノの下を安住の地としていましたが、娘が就職して独立した後は居所がなくなり、壁掛けとなりはてました。石膏ボード用のフック4箇所で支えていますが強度は十分のようです。
天敵は埃、副流煙、そして女房殿の振り回す掃除機の柄(笑)樹木はなぎ倒されるは、お家の煙突や車止めのダンパーまで・・・(-_-メ)
この試練に耐えて早5年を経過し、ストラクチャーにはしっかりウェザリングが施されました。
初投稿の時点ではこの壁掛け状態だったため、写真はおのずとあの空撮アングルとならざるを得なかったのです。
一大決心の上、本来の運転モードに戻すことに踏み切りました。
重量はたいしたことはなく、一人で十分運搬可能ですが、女房殿にお手伝いいただきました。
絵筆とエアスプレー、スポンジやすりとメガネ拭きクロスでこびりついた埃とヤニのお掃除です。もちろん掃除機も大活躍です。
意外と簡単に終了しましたが、これで架線があったらと思うと、考えるだけでゾッとしますね。
【シーナリー】
バブルの崩壊により、駅前の市街化計画はあえなく頓挫し平坦地が残りました。建設予定家屋は2代目レイアウトに流用されてしまいました。
貨物駅の建設計画もあったのですが当分実現は無理そうです。
【8838】
忘れもしない1991年1月16日、湾岸戦争開戦の日にドイツへ向けて飛び立ちました。一応出張という名目の2週間の観光旅行です!・・・なんと良い時代だったのでしょうか!会社に感謝感謝!
ドイツは参戦国ということで、行く先々での厳重な警備とセキュリティチェックには閉口しました。荷物チェックに時間がかかるため朝の3時に空港に向けて出発とか滅茶苦茶な旅でした。
ミュンヘンのドイツミュージアムで自動車館や実物のUボートに感激。40㎡・レール総長240mというメルクリンHOのシーナリーを見てZの病が再発してしまいました(*^_^*)
ミュンヘン三越の日本人店員さんにおもちゃ屋の場所を教えてもらい直行です!小さなお店でしたがZも結構たくさん並んでいました。レールバスのセットが欲しかったのですがあいにく動力車が品切れ。
しかたなくこの8838の電関を購入。159DMでした。当時マルクの為替レートは1DM≒¥81でしたから日本国内の半額以下です。今から考えると、DB103のTEEフル編成でも買っとけば良かったとも思いますが、当時の私の価値観ではとても手が出せる代物ではありませんでした。
安い買い物をしたと思っていましたが、同行者に見せたところ「こんなちっちゃいのがそんなにするんだ!!」と冷笑されてしましました。やっぱりZの価格の話は同好の士の間で止めるべきですね(~_~;)
この電関はシーナリー製作のきっかけとなった思い出深い車両です。しばらく飾り棚の中で眠っていたため、オイルが固まりかけていましたが、ちょっとの慣らし運転後はとっても元気になりました。
【シーナリー】
トンネル付のお山は発砲スチロールとTOMIXのプラスターで作りました。コルクブロックで岩肌を表現しようとしたのですが・・・高さを抑えたかったためもありますがすっかり和風のお山になってしましました。
ヨーロッパ風の山岳地帯を表現するのは難しいですね! 2代目シーナリーも同じ轍をふんでいるような・・・(~_~;)
【8848+8713+8758+8759】
この車両達はいつ購入したか覚えていません!
こんな編成は現実には無いんでしょうが・・・
【レイアウト】
このアングルからですと、うまく駅前の貧弱さが隠れています。
ストラクチャー類はメルクリン純正の橋梁と橋脚を除いてすべてKibri製品です。中央の店舗2棟は手を抜いて未塗装ですがあまり気になりませんね。
この留置線にはアンカプラー(私の持っているレイアウトテクニック本ではディカプラーと表記されていました)の位置から客車3両編成が限度となっています。
【8171 S】
みなさんの例にもれず、私の場合もZゲージとの出会いのきっかけはスターターセットでした。1980年代の後半、当時帆船模型の材料調達に通っていた銀座の伊東屋にて購入しました。
伊東屋では、今は鉄道模型は扱っていません。鉄道模型ファンは減っているのでしょうか?
このDLは我が家で最も稼働率の高い車両で、キャビンの屋根を塗り直したらポッテリとなってしまいました。最近モータのブラシを交換したところ、後退時のギクシャクが無くなり、元気を取り戻しました。
【Kibri6406】
両端の家はKibriの2軒セットですが、この頃のキットでは外壁の木軸部のシールが別にあって、割と立体感がありました。先日、再販となったものを購入しましたが、のっぺりしたシールになっていますね。日下部さんのようにマスキングしての塗装?・・・私にはとっても無理そうです(~_~;)
あと、遮光用の黒紙にカーテンが印刷してあったのが、黒い紙とカーテンが別々になってました。このカーテンのスケールは?です。
【8816+8817】
ずっと欲しかったレールバスですが、諸般の事情により初めて中古品を購入したものです。
【道床&バラスト】
本レイアウトの道床は、厚1.0mmのスチレンボードを台形に整形してバラストを敷き詰め、乾燥後にレールを純正の釘で固定してあります。
この方法の長所としては
①施工が簡単で、レールやポイントが再使用できる ②走行音が軽快 ③枕木が揃ってきれいに見えるため、とっても模型らしい・・・こう考えるのは多分私だけでしょうけど。
ちなみに、2代目レイアウトではバラストで線路を固定しましたが、試運転での走行音のひどさには閉口しています。プレートガーダー橋の上だけ静かなんて・・・(-_-;)
コルクを敷いとけば良かったと後悔しております。
【8102】
バイエルン王国鉄道のSLですが、この色調が渋くてとても気に入ってます。
【8801+8703+8704+8705】
ベルギー国鉄のSLと3軸客車達です。この客車達は秋葉原のある鉄道模型店の委託販売ショーケースの中で私を待っていました。一般の鉄道模型店でZゲージを見たのは初めてでした。製作中のレイアウトに似合いそうなので即ゲットしてしまいました。
【BR89+8700+8701】
この青のSLも可愛いですね。客車2両は、銀座ショールームさんで衝動買いしてしまったものです。ほんとはストラクチャーの自家用車と牛さんだけのはずだったのに(*^_^*)
【レイアウト】
写真でもお分かりの通り、背後の青のシートの貼り方がとっても雑な仕上がりとなったままです。レイアウト製作中の’93年秋に勤務先の健保組合主催で「趣味の作品展」が開催されました。急遽出展することになり、あわてて突貫工事で完成を急いだことも一因です。いつか直そうと思っていましたが気が付くともう12年以上経てしまいました。
この体育館で開かれた作品展では、書、絵画、刺繍等の中に混じって唯一の”動き物”だったため、結構好評をいただきました。
レイアウト中の線路勾配はメルクリン標準?の4/110ですが、長い車両編成を持っていないためスリップの経験はありません。
この下は記事が見つからなかったので、写真だけです。手前のヤード部分を増築?されております。あまり改造をする気はなかったのに私がポイント等を供給してやってもらったような記憶があります。ヤード先端の車止めには、発光するSWがあって線路への給電のON/OFFが一目でわかるようになっています。(管理人)