2018年新製品カタログで掲載されている新しいICE3です。実際に手元に来たのは2019年6月でした。1-15. ICE3のフル編成でご紹介していますけれども、新製品ではパンタグラフの取り付け位置が合っています。一番下の編成図は合っているんですが、87716単品は車両の向きが逆ですね。
左が88715で右が増結セットの87715と87716です。フル編成で93cmくらいでしょうか。
新しい方が、印刷も美しいです。
ドローバーとか構造は変わってないですが、短くなったのか押した状態だと幌が当たるくらいになります。
変わったといえば、新モーターになったことでしょう。ロクハンモーターよりも一回り太い感じのモーターです。幌パーツも新しいですね。
新旧を並べてみました。奥が新製品です。ボディで変わったところは、連結部分の屋根に追加された外付けエアコンのモールドくらいです。
こちらは下が新製品です。ICEロゴが小さくなったりしています。
Modelplanet製の幌を追加した88712(手前)と新製品(奥)です。色は好みが分かれますが灰色の方が私はいいかと思います。外観の違いは、食堂車がビストロの表記に変更されています。
■走行性能
新モーターになってブラシ掃除から解放されるのはよいことです。走行性能が変わったかといえば、残念ながら構造は88712から変わっていないためそれほど良くはなっていませんでした。ちょっと残念ですね。走行方向の先頭車から集電して、ドローバーで真ん中の動力車(ビストロ)まで通電するやり方はそのままです。
こちらは88712の方ですが、基板に至るまでに3か所の接触ポイントがあります。車輪先端から集電するのはいいとしても、基板のパイプとリン青銅板が触れているだけなのは接触が悪くなりそうです。
連結面もドローバーとの接続金属と基板はやはりパイプで、ここでは少し浮いていますが爪のようなものでかろうじて接触しているだけになってます。
ドローバーも線路上で連結できないですし、接触悪い原因の一つですね。
動力車の台車から集電できればとずーっと思っているんですが良いアイデアがありません。他の動力車の台車を流用すればとも思いましたが、軸間が違うんですよね。かなり重量があるので、シューを付ければ集電は良さそうなんですが。。