2-7. ポイントデコーダ(LDT製 1-DEC-DC)

ポイントデコーダは各社様々な製品が出てますが、PCコントロールでポイントデコーダからフィードバック(ポイントの開方向を返す)を行わないのであればどれでも問題ないかと思います。

私はLDT製の1-DEC-DCを使用しています。自動運転では、線路に電流が流れることで車両位置を検出するので線路からの給電で動作させることが出来ません。ですので、電源が別になっているものの方が都合が良いのです。上の写真はキットで購入したものです。完成品より安価。4ポートで35ユーロ程度ですから1ポートあたり1000円を切ります(購入時のレートではですが)

こちらが組み上がった状態です。左がコマンドステーションからの信号接続端子と電源端子、右の方に4つ見えるのがポイントを接続する端子です。電源はドイツ製によくありがちなAC14~18V入力となっています。日本ではほとんどACアダプタといえばDC(直流)出力なので、ACが出てくるACアダプタがありませんね。ちょっと油断してしまって、完成後にROKUHANのポイントを接続して試験したところ、ポイントを1個焼いてしまいました。。考えてみれば15V入力するとそのままポイント制御にも出て行くので9Vで動作するROKUHANではダメでしたね。

CPU等は5Vで動作していて、ポイント制御用にもうちょっと高い電圧が必要なのですが2電源入力は面倒です。そこで入力はDC9VにしてCPU周りには5Vに変換するレギュレータを追加しました。上の写真ではコンデンサの横あたりに付いているものがそうです。

ポイントも快適に動作することが確認出来ました。ポイントのアドレス変更は、ポート1(A1Bと書いてある)にポイントを接続して基板上の押しボタンをポチっと押して(ポイントがカチっと切り替わる)から、コマンドステーションで変更したいアドレスにして切り替えボタンを押すと再びポイントがカチカチと切り替わって変更終了です。4ポートなので必ず連番になってしまいます。個別にアドレス変更は出来ません。

このデコーダのシリーズにはM-DEC-DCというのがあって、こちらも入手しておりますがモータをドライブできます。コーヒーテーブルレイアウトでも使いましたが、モータを使ったスローアクションマシンをコントロールできます。未組立ですが、基板は同じでCPUのプログラムが違うだけですので差し替えれば動作確認は出来ました。

改造せずに使う場合には、LDTのWebサイトに上記のような接続が載っています。

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