Kiyoshiさんから「Fehmarn」という小さな連絡船の図面を送っていただきました。対岸までの連絡船ですので、とても簡素な作り。この程度ならそれなりの形までそんなに時間が掛からないんじゃ・・・ってことでなるべく手間掛けずにあり合わせの材料のみでお手軽に作っていくことに。。
以下、Fehmarn風ですので特に資料的価値も超リアルなものも期待できません(笑)ので、その辺はお手柔らかに・・・
この「Fehmarn」が就航していたのが左の赤矢印部分です。GrossenbrodeとFehmarnsundの間を航行していたようですので、直線よりはもう少し長いルートですね。GrossenbrodeはDeutschlandも就航していた港です。このフェーマルン島の鉄道会社Kreis Oldenburger Eisenbahn(KOE)が発注して、1927年9月12日就航と本に書いてました。
「Fehmarn」諸元 (参考)
全長38.34m、全幅8.23m
Zweitakt-Mak社製ディーゼルエンジン2基450馬力搭載。
貨車5両もしくは車30台または700人まで乗船可能。速力10ノット。
1927年9月12日就航。
1941年7月31日戦時に伴い、DRGへ統合される。
1951年戦後の占領から開放され、船体の改修を受ける。全長を53.5mへ延長。
1952年1月3日Deutsche Bundesbahnへ譲渡。
1964年 橋の完成に伴い、Bundesbahnbetriebswerk Puttgardenへ譲渡。その後イタリア・ナポリへ。
1963年4月30日に橋が完成して現在は鉄道、道路がそのままつながっています。現在は島の反対側までそのまま行けます。そこからフェリーでデンマークへ。2018年までには、デンマークへ橋を架ける計画が進行しています。
こちらがナポリで活躍中の元「Fehmarn」。ナポリでの名前は「PELORITANO」になってます。
これはFehmarnではないのですが小さな連絡船はいろいろとあります。レールバスなんてのも似合いますね。甲板が板張りなので、隙間には車とか人とか何でも渡し舟ですね。
Deutschlandも出来てないのにこんな工作を始めていいのか?とは思ったものの形状が簡単そうなので、プラ板を切って重ねてみるとなんとかいけそうです。レールはPECOのフレキシブルレール。現物あわせ+フリーハンドという無謀な工法のため線路のセンターがズレてしまいました。すいません、テキトーなんです。
全長は186mmで貨車3両ギリギリ。ちょうど手のひらサイズだと思ってください。
たぶん乗船時間は2~30分くらいなんじゃないかと思われるので客室はないのですが、両脇にエンジンルームへ降りていく部屋があります。トイレくらいはあるんでしょうね。内側の写真とか資料がないので想像で窓やらドアを付けてあります。側面の窓開けはやはりうまくいかず、他のキットから窓枠を移植しました。。
部屋というか箱を付けるとなんとなく形が出来てきたような感じです。
貨車を載せると・・・やっぱりセンターがズレているので気になっちゃいますねぇ。
・・・・とここまでは日曜日の午前中の工作でした。