1-3-2. デコーダーを搭載する(BR003 編)(DCX74)

ふとeBayを眺めていると「Digital BR003」という文字が目に入りました。Zゲージのカテゴリを間違えているのかと思いきや、なんとデコーダー搭載に改造したBR003が売りに出ていたのです。SLもデコーダー搭載してみたいとは思ってましたが、いきなり改造というわけにもいかないしここはお手本として入札してみることに・・・さすがにZゲージでDCC人口はドイツでも少ないと思うのでそんなに入札者もなく、119ユーロで落札しました。デコーダーだけでも40ユーロくらいはしますから、手間賃考えたら本体なんてタダみたいなものです。

やってきてすぐに試走です。Uhlenbrock社製の73500デコーダー搭載とのこと。アドレスはデフォルトの3。DP1で設定すれば問題なく走行します。前後のライトもLEDで点灯するように改造してあって、これはなかなかいいかも。

中身はこんな感じです。車輪からのピックアップが本来はコンデンサの足に接続されていますが、カットしてあってそれぞれデコーダーに接続されています。前照灯はLEDに変更されています。本体そのものは8885の初期製品で3極モーターのものですね。

前照灯の部分は電球の基盤をLEDに変更してあって片側にはチップ抵抗を固定してあります。それを元の位置に挟んであるわけですが、手前側は接続しないように絶縁してあってリード線でデコーダーに接続してます。

すいません、ピンボケでした。モーター付近です。コンデンサが付けたままですね。

デコーダーはさすがに機関車本体には入りませんのでテンダーに搭載されています。73500は初めて見ましたが、基板の大きさはDCX74と変わらないものの両面に部品が搭載されているので厚みが倍以上です。

ちなみに大きさは12
X 8.6 X 3.4mmです。このデコーダーはNMRA DCCフォーマット以外にモトローラ、Selectrixフォーマットにも対応しています。

後部のライト部分です。ここにもLEDが搭載されています。その後ろに見えるのは追加のウェイトみたいです。テンダーはデコーダーとLEDだけでそれ以上の改造はされていません。

ちょっと見えにくいですが、ライトは光ファイバーを通してます。やることは皆同じですね。

–とここで走らせていたら、段々調子が悪くなってきてモーターのブラシ付近からバチバチ火花が飛ぶようになり、そのうち動かなくなってしまいました。テンダーがすごく熱くなっていてどうもデコーダーのドライバー回路が焼けてしまったのではないかと思われます(まだ未確認)

デコーダーが悪いわけではなくて、本体側のモーターや駆動関係が古いものを使っているので負荷がかかったのが原因でしょう。初日に動かなくなって放置は無念ですので、同じ下周りを使用しているBR10のものを移植することにしました。また、デコーダーは手持ちのDCX74に交換です。

BR10は流線型なのでシリンダー周りとかちょっと違いますので、そのまま全部持ってくるわけにもいかずモーター部分と動輪(ロッド付き)を移植しました。動輪は調整が大変で、掲示板でハドソンさんに教えてもらった方法でなんとか組み上げることができました。5極モーターでギア関係も洗ってオイルを注しましたので快調そのもの。

調子に乗って下周りに墨入れしたりライトを電球色に見えるようクリアオレンジで「塗ったりしてます。

左のノーマルよりもよくなった感じがします。DCCとはあまり関係ありませんけど・・・

こうやって撮影時もライトを点灯できるのがいいですね。

上記のものよりももう少し色を入れてあります。

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