東北へ行ってきました (2006年GW)
その1 只見線
ゴールデンウィークに東北へ行ってきました。Zゲージとは関係ありませんが、途中で立ち寄った鉄道関係の写真を掲載しておきますね。
GWに会津、米沢、天童と東北地方を巡って来ました。今回の旅行は友人のルノーアルピーヌで行ってました。ここは会津三島あたり。ちょうど昼食時です。気温16度。晴天。
こちらは最初に行ったJR只見線早戸駅です。秘境駅と呼ばれるだけあって周りに人家はありません。(800m手前に早戸温泉があって露天風呂に入りましたけど)実はこの早戸駅には2月のスキーの時に立ち寄っていたのです。ここから下は右側に2月の早戸駅の風景も合わせてお楽しみください(笑)
只見川は雪融け水で満水でした。上流にあるダムもたくさん放流しているのでしょう。青々とした新緑の景色を期待したのですが、5月だとようやく春が訪れたばかりといった感じです。
只見線は会津若松(福島県)から小出(新潟県)まで只見川に沿って進みます。険しい山を越える路線で冬期は除雪不可になるので会津若松から途中の会津川口駅までの折り返し運転になります。4月21日に除雪完了ということで新潟まで開通してました。2月に行ったときはどこがホームだかわからないですね(笑)
駅はもちろん無人駅です。保線用の小屋も兼ねてますから待合室は4畳半くらい。駅舎は国道から下ったところにありますが駅の案内看板等はありません。
ちょっと記念撮影。もう「鉄っちゃん」の乗りですね(笑)
こちらは会津若松方面のトンネルです。
只見線は1日6往復しか列車が来ませんので、そのまま国道を進んで田子倉駅を目指したのですが、国道はまだ除雪不可で開通してませんでした。ここは田子倉発電所付近です。ここから登って行くと田子倉駅。六十里越隊道と呼ばれる険しい山道が続きます。
田子倉あたりまでくるとまだ桜はつぼみのまま。これから春なんでしょうね。川沿いに移動するだけなのに季節が変わってしまうのも面白いです。国道も只見線も只見川に沿って走ってます。田子倉は諦めて会津若松方面へ向かっているところです。
途中、国道と只見線は何度も交差します。只見川に平行に走っているわけではなくて、切立った崖があるために線路を設置できるところを探しながら建設されているといった感じですね。建設は大変だったでしょう。
会津川口駅へ立ち寄ったところラッキーなことに列車が上下とも来てました。上下線交換できる駅のようです。もちろん有人駅で、駅舎も小さいながらもちゃんとあります。上下線とも2両編成のディーゼルカーで同じカラーリング。停車時間は長めで、乗客はホームに出て撮影なんかしてました。手前に見えるのが下り方面の小出行きでホーム向こう側に会津若松行きが停車中。
駅舎からホームへは警報機も何もない踏切を渡ります。島式ホームが1本だけで待避線がそれぞれ1本ずつあって駅の部分は4本並んでいることになります。鉄道模型で作るのはこんな感じの駅が多いのではないでしょうか?
運転手、車掌さんが乗り込んで下り方面の列車が出発です。(しかし、停車中にエンジン掛けっぱなしで誰もJR職員が乗ってませんが大丈夫なんでしょうか?)駅長さんが見送ります。
小出までここから急勾配が続きます。p(´∇`)q ファイトォ~♪
上りの会津若松行きも出発です。
するすると加速していくというよりもゆっくりとそのまま走っていく感じです。
さあ、戻りますか・・・と車を走らせるとまだ近くを列車が走行中。路盤が弱いのかもしれませんがかなりのんびり走ってます。速度超過で車を走らせているわけではありませんのであしからず。。
最初に来た早戸駅で待ち構えていたら列車がやってきました。ここから乗車する乗客は2名だけ。会津川口駅から乗っている乗客にはきっと車で追いかけている鉄道マニアがまた撮影していると思われたことでしょう(笑)
会津若松へ向けて出発です。会津若松までは40kmもないのですが、列車だと2時間くらい掛かります。
(=⌒ー⌒=)ノ~☆・゜:*:゜バイバイ゜:*:゜・☆ヾ(=⌒ー⌒=)
その2 米沢->峠駅
米沢市内で昼食を取ったときの風景。寿司屋の駐車場だけしかありません。ごめんちゃいm( __ __ )m
「特急寿司」と書いてありますが、実際にカウンターにLGBのGゲージSLが回ってました(笑)SLが10両くらいのフラット貨車を牽引していてその上に寿司の載った皿を置くわけです。ま、注文したものは手渡ししてくれますけど。。
回転寿司だと思ってはいけません。ちゃんとした寿司屋でしたよ。友人が「これって何ゲージって言うの?」って聞いてみたらご主人が「HOゲージ」って答えていたので、鉄道模型マニアってわけではないことが判明(笑)
米沢に行く機会があればお立ち寄りください。お奨め。
ここが奥羽本線峠駅です。米沢市内から3~40分くらいですが国道13号線から山道をクネクネを走らないと行けません。途中かなりの悪路になりますので車高の低い車は底を擦りますね。ここまではトヨタスターレットだったので安心(笑)右の写真はすでに線路を取り払われた部分。左側写真の向かい側になります。元スイッチバック駅なので右側の写真の方へ一旦列車が頭を入れてバックするというわけですね。
スノーシェッドの中に入っていくとホームが見えてきます。峠駅周辺には温泉も豊富で、ここから徒歩で回る人もいるようです。徒歩と言っても登山といった方が正しいかも。歩いて60分とか書いてますけど。。坂道だと辛そうですよね。
新幹線も通過するので指差し確認して渡りましょう(笑)一応遮断機はあります。
ホームは狭いですね。都会のようにホームで電車を待つっていうよりも電車の時刻に合わせてやってくればいいのですからホームは簡素でも十分なのかも。峠駅を挟んで大沢駅、板谷駅もスイッチバック駅でした。
只見線と同じくここも6往復だけ普通電車が停まります。ホームの端はトンネルに続いてます。
ラッキーなことにつばさがやってきました。もちろん停車はしませんが。。ここは在来線なので新幹線と言ってもゆっくりと通過していきます。線路は標準軌(1435m)だけになっていて在来線の車両も標準軌に改軌しています。なので福島-新庄駅間は標準軌ですね。昔は三線軌条だったようですが1本だけは両方の列車が通過するので消耗が激しく標準軌だけにしてしまったようです。
かつてスイッチバックじゃないと超えられない峠も今はするすると登って行くのは技術の進歩でしょうね。
峠駅脇にある茶屋。ここに力餅が売ってます。かつてはスイッチバックで停車した列車の乗客に売っていたようですが、今は車でやってくる温泉客相手がメイン。かなり不便な場所にあるのですが、次から次へと車で訪れる人が絶えませんでした。
その3 大沢駅
大沢駅には行く予定ではなかったのですが、温泉を巡って走っているうちに通行止めとかあって戻ったところに大沢駅があったので立ち寄ってみました。
ここもかつてはスイッチバック駅だったところです。今は旧ホーム、駅舎とも放置されて荒れ放題。線路は一部そのまま残されています。
こちらは登ってくる線路に被さっているスノーシェッド。民家の脇はこんな感じです。駅への入り口がないなぁ・・・と探しているところ。考えてみれば1枚目の写真の看板に書いてました(笑)戻んなきゃ!
旧ホームから使われていない線路を渡って向こうのスノーシェッドまで行くとホームらしいのですが、かなり距離があります。すぐにはホームも何も見えず、段々不安になってきます。
真ん中あたりまで行くとありました大沢駅。こちらは島式ホームではなくて対向式のホームでした。さらに細いホームですね。
ズームで撮ったらブレました。すいません。
・・・とホームまで行くとその先の信号が青に変わりました。「お?列車が来るのか?」と振り返ってみているところです。
またまたラッキーなことにつばさがやってきました。新幹線もそんなに頻繁に来るわけではないので今日はツイていますね。
どっち向きに走ってんだかわかりません(笑)たぶん福島方面へ向かってるんだと思います。東京行きですね。
その4 高畠線
昭和40年代前半に廃線になった山形交通高畠線の高畠駅です。こちらはホーム側。石造りのりっぱな建物ですね。今のJR高畠駅は糠ノ目駅でそこから分岐して走っていたのが高畠線です。新幹線開業と共に糠ノ目駅が高畠駅に改名しました。
旧高畠駅だけが残っていて公園になってます。車両も3両だけここに保管されています。かつての鉄路はサイクリングロードになっちゃってます。レールも残ってません。
かわいい電車と貨車、電機の3両がひっそりと肩を寄せ合って余生を送っていました。
こういう凸電はかわいくていいですよね。本物はそれでも大きいですけど。。
こちらが正面。赤いポストはちゃんと集配されます。ドアは鍵が掛けられて中をみることはできませんでした。
おわり。