■ロクハン
ロクハンから40ftの海上コンテナが発売されたということで購入してみました。
手前の2段重ねの”K LINE”がロクハン製です。奥は左からMake my model、Marklin、MTL製の順です。
左写真の左がロクハン、右がMarklinです。妻板の扉金具類も細く仕上がっていて良い感じです。右写真は上がロクハン、下がMarklinです。Marklinは長手方向の側面に扉がある特殊タイプが模型化されているので、(Zではあまり目立ちませんが・・)やはり妻板部分にのみ扉がある一般的なコンテナが欲しいと思っておりました。タンポ印刷も鮮明ですね。
左写真は裏側ですが、左がMarklin、右がロクハンです。Marklinは補強がモールドされていますが、ロクハンは何もありません。たぶん、搭載するロクハンのコキが内側に入るツメがあるので内側にへこむことはないであろうということではないかと思いますが、指でつまんでいると内側に曲がっていきそうです。右写真は、Marklin貨車に搭載してみたところですが、サイズはぴったりなもののコンテナ側に突起がない(穴が開いている)ので固定するには接着するしかないようです。穴が開いているので、極細の針金と思ってみたものの微妙に位置が違っていて合いません。。
昔、横浜山下埠頭で撮影したコンテナです。マースクは世界最大でメジャーなんですが、なぜか模型化は少ない気がします。
■メルクリン製
Marklinでは、左のトレーラそのものを搭載するタイプや、右のタンクコンテナなんかが製品化されています。
こちらは海上コンテナではなくて、欧州ではよく見かける幌が被さっているタイプです。海上を移動しないのであれば、重い金属箱で覆う必要はなくて上部を幌にしてしまえば軽く燃費も向上するということでしょうね。
模型ではわかりにくいのですが、側面下部に折りたたみの足がモールドされていて、実物ではこれで自立させてこの下にトラックが潜り込む仕組みになっています。
Marklin製で日本のコンテナは、MOL(商船三井)、KLINE(川崎汽船)20ft、40ftです。NYK(日本郵船)も模型化して欲しい・・
■Make My Model製(3Dプリンタ)
Make my modelはもう無いみたいですが、3Dプリンタで作られた製品です。経年変化で反ってしまっています。左の20ftコンテナは、塗装せずに放置していたら別のプラスチックを溶かしてくっついてました。積層痕もペーパーで仕上げるわけにもいかず、ちょっとツライモデルでした。最近の3Dプリンタは素材やら性能はもっとあがってるんでしょうか?
作った当時はこんなに綺麗。
なもさんデカールはまだあるので、作ろうと思えば・・・
■Micro Trains Line製
こちらはMTLの表面がフラットな40ft、20ftコンテナです。未塗装タイプもパーツで売っていてマースクはなもさん製作の自作デカールを貼っています。Marklinに比べると一回り大きく(実はスケール的にはこちらが正確)、Marklin製と並べなければ目立ちませんが下面の突起も無いので、車両にはやはり接着が必要です。
車両と同じようなケースに入ってきます。
未塗装モデルは、なぜか袋入り。
メルクリンとの比較です。高さ方向はMTLが大きいですね。ハイキューブコンテナと考えれば違和感はありません。
(2020年現在、MTLのカタログ上ではコンテナ単体は未塗装の陸軍コンテナしかないです。Nゲージは53フィートとかラインナップがありますが、Zは20、40フィートしかなかったですね。)
余談
コンテナそのものではありませんが、トラックをそのまま載せる”ROLA”と呼ばれる貨車があります。貨車は8軸やら10軸等形式が複数あるみたいですが低床のため、車輪が小さい(実物で370mmほど)なので、Zではきっと模型化できないんでしょうねぇ・・・