Trainsafeはドイツの鉄道模型専用のケースを製作している会社です。ZゲージからOゲージまで様々な大きさのラインアップがあります。
今回買ってみたのはTrainSafe Visionというアクリルパイプの中に通電できる真鍮の線路が敷いてあるものです。アクリルパイプ自体の長さもいろいろ選べますが、機関車+客車6両が入る90cmのものを選択しました。
とりあえず2本だけ・・右下に見えるのがチューブを支える台で、壁掛け用です。その左に見える黒い配線が付いているものが台の下に接続して通電するための配線です。展示状態で通電できる仕掛けになってます。デジタルでないZゲージには無用でした・・・。その上の黒い小さなパーツがレイアウトとの接続パーツです。
我が家の壁はコンクリートで壁にネジ止め機構がついたボルトが埋め込んであります。とりあえず、白いアクリル板に穴を開けてボルトで壁に固定しました。
上のボルトが元々壁についているもので、TrainSafeの台とは透明アクリルボルトで接続してあります。ちょっとナナメですねぇ・・
レイアウトに接続してみましょう。接続用のパーツはメルクリンのレールに合うようになってます。足のようになっている側がケースを上から置くとストッパーのような役目を果たします。ジョイントはこのパーツに1個付いてきますのでそれをレールにはめ込むとつながるはずなんですが、黄色い矢印部分に元々ある線路同士を接続するプラスチック部分を削ってやらないと入りません。あと2mmくらい切り込みを入れてくれていればそのまま入るのに・・・・
すいません。ピンボケでした。こんな感じで接続できます。丸い穴はネジ留め用。ちなみにPECOのフレキシブルだと幅が広いので削らないと入りません。
組み立て中のコーヒーテーブルレイアウトの一部を外して接続してみます。道床を付けているのでぴったりですが板に直接線路をネジ留めしている場合には工夫が必要でしょう。
横から見るとこんな感じです。
上から乗せるような感じで接続します。Zゲージの場合、車両そのものが軽いのでここまで持ってくるのが大変です。水平にそーっと持ってこないと中で暴れますし、脱線しちゃいます。
電源を入れるとそのまま1編成が機関車に引かれて入線できます。接続パーツを固定していないせいもありますが角度は重要で、ケースが上下、左右ともなるべくまっすぐにしないと脱線してしまいます。手で支えながらというのはちょっと難しいです。ケースが長すぎるというのもあるかもしれません。コツをつかむ必要がありそうです。
遊び終わったらこんな感じでそのままケースに走って入っていけます。編成ごとにしまっておくのは簡単ですね。
入ったらフタを上からスライドさせていれれば終わりです。反対側も同じ構造なので、次回は反対側から入線させればいいことになります。
展示台は通電できるタイプはZゲージでは不要だと思います。通電用のパーツも線がぶら下がるだけのものなのではっきり言ってカッコ悪いです。壁に穴開けて埋め込むくらいの覚悟じゃないと・・・・
中の真鍮線が汚れてきたらどうやって掃除するんだか?90cmはちょっと長すぎるのかもしれませんね。
不満な点もいろいろあるんですが、編成ごとに格納しておいて普段は展示しておけるというコンセプトに共感できればこれほどいいケースはないでしょう。普通の固定展示台だと走らせるときに1両ずつ運ぶのは手間が掛かりますしまた元へ戻すなんてことはちょっと・・・私には面倒で無理(笑)
もう少し短いものが連結できるような構造であれば便利なんですけどね。
せっかくなので5段全部埋まるように追加で買ってみました。ちょっとは見栄えが良くなったような気がします。
新旧RHEIGOLDです。個別のディテールでは他のゲージには敵いませんが、省スペースでこうして編成を眺めたり走らせたり出来るのはZゲージならではですね。
2017年8月
最初に購入したTrain-Safeはいつだったのか忘れましたが、このVisionの90cmタイプだと固定している台の間隔が短くて段々と反ってきています。展示物が列車ということもあり、端に機関車が来る場合が多いためどうしても両端に力が加わるので仕方ないのかもしれません。テーブルに真ん中辺りをクランプで固定しておけば、元に戻る・・ほどではないにしてもだいぶマシにはなりますが、落ちてくるほど弓なりに反っていないので放置してます。
DCC化は進めているのですが、通電できるケースに入れてもせいぜいライトが点灯するくらいなのでVisionではなく、少し安いBasicを購入してみることにしました。ケースはレール状に溝が掘っているだけです。ケースを固定するアルミ金具は独立しているので、間隔を調整できる意味での良さそうです。
90cmタイプを12本。金具も6段を2セット・・のつもりが引っ掛ける台の部分が2列タイプにしたため、24本置けますが2列が同じ高さになるために置いてみると(当たり前ですけども)後ろの車両は見えません(笑)とりあえず2セット金具があるので6本ずつ飾ればよいのですが。Webサイトには上の写真しかないので形状がわからないのは不親切ですね。
2018年10月
壁掛けをやめて自立するようにしております。年に1回、Train-Safeで20%OFFセールがあるので105cmタイプを購入してみました。写真左の手前に置いてあるのが105cmです。後ろは90cmなので15cm長いことになります。写真右の一番上に搭載しているのがICE3ですが、これだと8両フル編成が収まります。
後ろの車両が見えないのは、MDF材で台を作成して20mmくらい浮かせることにしました。ケースが接触する部分は木工用ボンドを塗って乾かし、滑らないようになっています。地震の際に倒れるんじゃ?という心配はありますが、オリジナルのままでのそれはあまり変わらないような感じなので、倒れたら諦めるということで。。
真横から見ると多少は被ってしまいますが、斜め上方向から見れば後ろの車両もよく見えていい感じです。Train-Safeも段付きの金具を出してくれないものでしょうかねぇ・・・
105cmも12本購入したので、箱に入れて押し入れの肥やしになっていた車両を出してきました(笑)編成はかなり無茶苦茶なところもありますが、エポックやら揃えようとすると無理なのでこの辺で妥協しました。
Vision 5本、Basic(90cm) 12本、Basic(105cm) 12本になりましたが、まだ箱に入ったままの車両が・・・