Zゲージは車両そのものの重量が軽いということもあってレールと車輪は綺麗にしておく必要があります。
いくつかやっている方法を記載しておきますね。
■スポンジ研磨材
DIY店にスポンジ研磨材なるものがありました。厚さは約5mmくらい。荒さは真ん中くらいのを選択しました。これで320~600番相当って書いてます。
ちょっと厚いので薄くハサミで切って貨車の裏にくっつけて走らせてみました。
ちょっと黒くなってますので、汚れが取れているような感じです。貨車の真ん中あたりに付けるとカーブポイントのマシン部分が当たってしまい、脱線転覆になってしまいます。
効果のほどは・・・
このスポンジ研磨材で直接レールを磨くのが一番確実に綺麗になります。距離が短ければその方が早くて確実ですが、トンネルとか架線があると難しいですね。
■LOCO
集電性向上剤として売っているLOCOです。10mLで2600円ほどとかなり高価!
1滴ずつ車輪に塗れば、数周する間に車輪もレールもピカピカがうたい文句です。フタを開けるとCRC556とベンジンを混ぜたような匂い・・・車輪とレールの間に生じるスパークでかなり汚れるんですが、BR89の車輪って元々黒いから汚れが取れているのかどうかわからないですね。
効果のほどは・・・
しばらく放置してあったエンドレスのレールで走らせるとギクシャクしますが、妻楊枝でLOCOを塗って走らせると確かにスムーズに走りますね。ただ、1滴で綺麗になるかというと車輪は綺麗になるんでしょうが、レールすべてに広がるには少なすぎるのでレールそのものはやはり磨いた方がいいみたいです。この液体が少しずつ出てくるような仕掛けの車両でもあればレイアウト全体に行き渡らせることも可能でしょうが、ちょっと高価過ぎますね。
■レールクリーニングカー88021(メルクリン)
メルクリン製 88021 レールバスに歯車でレールを研磨するようにしたクリーニングカーです。
片側に歯車が付いていて車輪の2倍のスピードで回転するようになっています。これでレールを擦って綺麗にして行くわけですね。
■リグロイン
リグロインという液体を買ってきました。いわゆる「染み取り剤」やエッチング版画用の洗浄剤として売ってます。画材店かハンズに行けば500mLで900円程度とお安いです。
効果のほどは・・・
LOCOとそれほど変わらないような気がしますね。こちらの方がサラっとした液体です。同じ状態での比較が難しいのでなんとも言えませんが、とにかく安くて手に入りやすいのがいいですね。
■ レールクリーニングカー(System joerger製)
2005年辺りにSystem joergerから購入した、レールクリーニング貨車です。45ユーロくらいだったような気がします。メルクリンからも同じ方式のクリーニングカーが出てましたが、ボギー貨車だったので急なカーブが多いZだと、2軸貨車の方が良さそうだと思いました。右側が86501(2001年) です。赤だけってのも目立ってイヤだったような記憶があります(笑)
構造的にはクリーニングパッドを取り付ける金属板をネジでぶら下げて、そのネジにバネを入れているというもの。クリーニングパッドは固いフェルトみたいなもので、横からスライドさせて入れる構造です。替えのパッドも3枚付いてました。
シンプルだけどよく考えられていますね。荷台側にも金属製の重りが追加されています。
その後、86501の型番のまま茶色のバージョンに替わったのでこちらも購入してみました。クリーニングパッド部分の構造はまったく同じです。
Z-Ladegut製の細かいバラスト積載物を追加すれば8gくらい増えます。軽いと脱線しやすいのとあまり重いと機関車で勾配登らないとか、クリーニング効果と走行性能は調整した方がよさそうです。茶色だと目立たないので、貨物編成に入れて時々周回させるのもいいかも。
■しっかり汚れを取るのは・・
やっぱりリグロインを含ませた布で手作業でふき取りをするのが確実ですね。汚れて集電が出来ないとそもそもクリーニングカーを牽引する機関車が動かないですし。
バーデン谷九のみなさんもいろいろ工夫されているようです。少し曲げた金属棒の先にクリーニングパッドを付けるやつがSystem joergerにあるんですが、未購入です。架線があっても磨けるようなタイプがいいですね。そのうち作ろうかと思いつつ、そのままですねぇ。。