レイアウトは作ってみたものの、どうもバラスト撒きは苦手だとお悩みのあなた!(そう私もです)朗報です(笑)
こんなのはどうだろうか?と思って購入してみたものです。
NOCHが販売しているMERKUR STYROPLASTという製品です。ミニクラブの線路はすべて対応したものがあります。NOCHには他にもスポンジのものもありますが、個人的にはこちらの方が実感的だと思います。
製品はスチレンボードを線路の形にエンボス状(デコボコってことです)にしてバラストを糊付けしてあります。
こちらは98500という型番で、ミニクラブの線路だと8500が2本もしくは8503が4本、8504なら4本用となってます。
線路を貼り付けるベースと路肩になるパーツが4本入ってます。
エンボス状にはなってますが、糊でベタッと貼ってるだけみたいなのでまずは枕木が埋まる部分に付いているバラストを取り除きます。シャーペンなんかで十分です。あまり神経質にすべて取り除く必要はありません。ざっくり取り除けば大丈夫です。
右側がお掃除後の状態です。あんまり取り除きすぎると地肌のスチレンボードが見えてしまいます。ほどほどに。
実際のレイアウトで使用する場合には、この段階で薄く溶いた塗料をスポンジ等を使って着色して気に入った色合いにするようです。機関庫周辺で黒っぽくするのか、新しいバラストでグレーっぽくするとかお好みでよろしいかと思います。
線路を上に載せます。ここでは8500(110mm)を載せてます。線路は掲示板でどらやきさんに教えてもらったNATOブラウンを筆塗りして、乾燥後に線路表面を紙やすりで磨いてます。ジョイント部分に塗料を流し込まないようにご注意を!
その上から木片等を使って押し込みます。それほど力がいるわけではありません。
押し込んだ状態です。
線路の両端をカットします。私の場合は枕木ぎりぎりよりもほんの少し外側でカットしました。道床の幅がこれで決まりますのでこの辺はお好みで。。
路肩のパーツを両側に貼り付けます。
ハイ。これで完成です。3分クッキングとまではいかないですが、ものの15分くらいで出来上がります。バラストを剥がし過ぎたところや気になる部分があれば別売でバラストだけもありますので補充しましょう。
単体で見ていると幅が広いように感じるのですが、車両を置くとそうでもないみたい。
思ったよりも簡単で実感的です。通常のバラストだと乾燥に半日とか1日かかりますし、霧吹きで濡らしたりボンドで固着しようとしたらバラストが崩れたり・・・そんな苦労を考えるとお手軽で綺麗に仕上がります。通常のバラストを撒くよりも高価ではありますが、苦手な方にはお奨めですよ。
ただし、架線柱を立てる場合には台座を「Z」型に曲げて路肩パーツを貼り付ける前に固定するとか、工夫が必要です。その辺はまだ試してませんので未検討です。
NOCHのカタログがドイツ語でしか記載がないので大変ですが、基本的に92xxxが型番でxxxの部分は線路の下3桁になってます。直線部分で長い場合には、個別のパーツを購入するよりも92594というフレキシブル用を購入すれば1mのものが来ますので、これをカットした方が簡単ですね。カタログの記載でx2と書いてあるものは2枚来るのではなくて、作例のもののように2本並んだものがやってきます。路肩部分は切り離した時に使えるよう4本来ますので心配はいりません。