2-2. 架線を自作する

2007年7月3日以前の記事です。

トンネル内架線の自作

この架線自作は解体してしまった1作目のコーヒーテーブルレイアウトのものです。トンネル内の架線用として使うために考えたものです。(管理人)

ヨーロッパモデルの特徴として、架線からパンタグラフでの集電機能があげられます。HO、NもちろんZゲージも可能なように作られています。架線や架線柱もよく出来ていて、一見華奢ですがしっかりとしています。

買ってきてそのまま設置すれば簡単なのですが、見えないトンネルの中などはメルクリン純正の架線注を立てても高価なだけですね。いろいろカタログを見ているうちにNOCH社でトンネル内を真鍮板で接続して組んで行けるキットがありました。

NOCH カタログより。

これを真似て真鍮線を使った自作で作ってみることにしました。

本物同様に上下2本で間に線をハンダ付けしてみたり、試行錯誤の結果真鍮線はそのまま1本で、架線柱で支える部分だけ「へ」の形をした真鍮線をハンダ付けすることにしました。架線柱はTOMIXの「単線架線柱・近代型12本セット」というものでNゲージではダミーですが、これを加工して支えにします。写真の黒い線のところで切り取ってしまいます。架線は「又」のようになった部分に切り込みを入れて挟み込むようにします。

切り取るとこんな感じです。

 

材質が柔らかいプラスチックですので折れることもなく、なかなかいいです。

台座に差し込んで、レールとの間に挟みこみます。真鍮線は「へ」の字にハンダしたものを引っ掛けます。

真鍮線の長さが足らなくなったら、写真のように横に合わせてハンダします。そのとき先端をやや上に曲げてパンタグラフが引っかからないようにします。

高さの調整には、厚紙を切って治具を作って行いました。

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