この記事は、過去のWebサイトからの写真を掲載しているものです。
Baden谷九のミーティングで、RZモジュール上の信号機がかなり暗いとのお話が出て私もそういえば昔、信号機を購入したと思い出しました。
RZモジュールで使われているものは、たぶんこの1970年代の電球タイプかと思います。私は未見なのですが、下側に電球があってファイバーで光を持っていくタイプのようなので、暗いことが予想されます。写真でみた時は、麦球がそのままかと思ってました。(そんなに小さい麦球はたぶん無いですね)
補足(2020.10.18)
oceanさんから8939を1個もらってきました。
黒箱の比較的新しいタイプで、こちらはLEDのようです。
メルクリンパワーパックのアクセサリ(AC10V)に接続するようなので、極性は間違えても大丈夫だろうということで光らせてみました。黄色のコモンが+で光るようです。LEDなのでこちらは明るいですね。同じ型番で電球とLEDがあるようなので、箱があればわかりやすい(旧製品は茶箱)ですが、本体だけだとどちらかわからないですね。茶箱の暗いタイプだとがっかりするかもしれませんねぇ。黒箱もリアルではないですが、ポイントの方向指示用であれば十分な感じがします。
私がZゲージを始めた頃から、メルクリンの信号機もViessmannのOEMになったようで、こちらはLEDになってます。メルクリンもViessmannも完成品となっていて、腕木式の信号は可動しますが、下側に5cmくらい(高さ方向)のスペースが必要だったかと思います。ちなみにViessmannからはブロックシグナルとかメルクリンからは販売されていないものもあります。
Viessmannのシリーズは完成度が高くてリアルなのですが、高価です。
完成品の半額(たぶん)程度で購入できるキットがあります。どういうタイミングなのかはわかりませんが、かつてLok Shopブランドでも売っていてBORAさんが購入したのを知ってさがしたのですがその時は完売していてありませんでした。Conradで販売しているのを見つけて購入したのがこちらです。これもViessmann製品すべてがキットになっているわけではありませんが、主なものは揃います。ちなみに最後の街灯は電球で、柱も太いのでおススメしません。
キットなので組み立てが必要ですし、腕木式は動力はありません。ただし、完成品は動力部分が大きいので、サーボを使用するとか工作派の方ならこちらがいいかもです。右の主信号はLEDになっています。黒い表示板左の基板がLEDです。チップLEDは半田付けされていますがその裏側に配線を半田する必要がありますので、本数も多いため半田が不得手な方には厳しいかもしれません。
ただ光らせても面白くないので、タイマーIC555を使って実験しています。右側は線路に仕込んだ赤外線反射型センサーで、車両の通過を検知できます。
電源ONで基本的に青信号です。
機関車が通過すると(機関車の下側には反射させるための白テープ貼り付け)信号はすぐに赤に切り替わります。
設定したタイマーによって黄色に切り替わってから、青信号に戻ります。同じような仕組みの信号機がNゲージだとTOMIXから出ていたように思います。
回路は忘れてしまったのですが、写真奥側にもセンサーがあって反対方向から来た場合は赤に切り替わって、手前側を通過で黄色ー>青の逆の動作をすることだったかと思います。
閉塞制御とは無関係ですが、閉塞制御だとアナログだと膨大に配線が必要ですし、DCCでも信号用のデコーダーを用意して高価になります。単純にヤードとか待避線だとポイント切り替え方向で信号切り替え、上の写真のような単線の場合はタイマーによる切り替えで十分じゃないかと個人的には考えます。
コメント
信号機についての基本的な質問
mini-clubの信号機やポイントは、何故AC電源なのでしょうか?HO-Marklinの継承でしょうか?
当方、腕木式信号機/8940を設置しています。試しにDC電源供給してみましたが、電球は点灯したものの腕木のソレノイドは作動しませんでした。(もちろんポイントも作動せず)
全てDC電源で稼動できれば、電池駆動が可能となって、持ち運びに便利なんでしょうけど…。
Keiさん、こんにちは。
AC10Vは、メルクリンパワーパックのアクセサリ電源出力の仕様なのですが、私もなぜAC電源なのだろうと不思議でした。DCCを始めた頃に、LenzやLDTといったメーカーの機器がAC入力となっていて日本だとACアダプタというとAC-DCなのですが、ドイツはAC-ACが多いのではないかと想像しています。AC-ACだと電圧を下げるだけなので、アダプタ部分が安価に製造できるメリットはあります。
ソレノイドはDCでも動作するはずですが、電流がかなり流れると思うので電池で駆動できるかはわかりません。
かがみさん
さっそくにコメントいただき、ありがとうございます。
ソレノイド関係は諦めることとして、Ni-H2充電池×6本でレイアウトの電池駆動の実装に取りかかろうと思います。
keiさん
あまりオリジナルのまま使わないので(笑)お役に立てなくて申し訳ありません。オリジナルのメルクリンポイントがありましたので、試してみます。
もしよろしければ、フォーラムメンバー登録で登録していただいてフォーラムにトピックを作っていただいた方が写真も投稿できますので便利かと思います。
よろしくお願いいたします。
フォーラムへ写真掲載しました。
かがみさん、Keiさん、こんにちは。
2か月遅れのコメントで恐縮です。
ポイントのソレノイドがACなのは小型化のためだと思います。
ソレノイドの巻数×電流で吸引力が決まりますが、巻数と電流には適値があります。
DCソレノイドの場合、電流を制限するのはソレノイドの直流抵抗になります。
直流抵抗は吸引力に関係無く、損失を生じるためソレノイドが大型化します。
一方、ACソレノイドの場合は、インダクタンス、すなわち損失が生じない交流抵抗(リアクタンス)で電流を決める事ができるため、コイルの発熱も少なくソレノイドが小型化できます。
それ以外にも、極性を考えずに配線できることや、ソレノイド周辺の鉄製の部品が磁化されてしまうという問題を回避できます。
屋外で使用する場合は60Hzのインバータ(矩形波でいいと思います)を自作するのが良いと思います。
くまどん さん
ソレノイドのAC/DC問題?に、新しい情報を提供いただきありがとうございます。
やはり、合理的な理由があったのですね。確かに、腕木式信号機の中のソレノイドは、薄く小さなものでした。
kei