1-8. ZJゲージ動力車を分解してみる

2006年4月30日

ZJゲージ 動力車を分解してみる(by MKさん)

MKさんからZJゲージの動力車を入手したのと情報をいただきました。

こちらの車両は管理人かがみは所有しておりません。

BBSで話題になったZJゲージ、私も購入しました。当初10V対応のミニモーターと金属製の車輪いっぱい、それと駆
動ギヤが手に入る程度の考えで予約購入したのですが、運良く動力車を引き当てたので分解と走行TESTをしてみました。

写真1がボディーを外した状態、4ヶ所の爪で引っかけて固定します、メルクリンと同じ。

写真2、左からボディー、ウェイト、基板(かな?)、シャシーと並んでいますがこれらのパーツはすべて圧入かフックで引っかけて固定する方法になっていてビスは使われていません。

写真3の様にシャシーのセンターに両軸のモーターがあってユニバーサルジョイントでボギーにあるウォームまで
持っていってます。

そして写真4の様にそのウォームからスパー、スパー、スパーと落とし車輪を駆動しています。
総じてパーツ点数が少なく常識的な良い設計だと思います。因にボギーベースは61.5mm、ホイールベースは11.0mmでした。

肝心の走行なんですが、これが想像以上に好印象なんです。発売元のHPに“カーブはR195以上”と書かれていますが実際には単体・編成ともにR145でも何とか通過しました(ギヤ音は多少うるさくなりますが)。
ただR145同志のS字の場合、編成だと写真4左下に見えるカプラーのストッパーが邪魔して曲がりきれず脱線します。ポイントの通過は全く問題ありませんでした。
極低速はさすがに苦手(モーターの出力特性のせい)ですがそこそこ低速も効きます。走行音はボディーに共鳴してやや大きめ。付属の線路(なんと真鍮製)は太さ断面形状はメルクリン純正と同じで完全に互換します(といっても使う人は限られると思いますが)パワーパックも含め全体的にメルクリンZの線路システムを意識した設計のようで結果既存のレイアウトを無改造で走らせることが可能になってます。
日本型が好みかどうかは別としてボディー自体の出来は従来の食玩よりはるかに良い出来です、質感の出し方もうまいと思います。パンタ(黒に塗りゃいいのに)とカプラーを交換し配管等ちょっとディテールアップすれば十分鑑賞に堪えると思いますね。
結論として、メカの完成度が高く、耐久性は未知数なもののお手軽自作ロコのベースとして価格的にも性能的にも十分選択肢に入ると思います。例のカートレインもこのセットが使えるかな?

それにしても1Box10台4,000円以下の値段で動力車とおびただしい数の車輪と台車が手に入るのですからいい時代になったものです。メルクリンの純正パーツって高いですもんね。。。

長々スミマセンでした、またよろしくです~。

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