2022年1月30日
メルクリン純正の新モーターを購入した際に、ZFI(Z-Freunde International )の方が作ったモーターマウント(金色のパーツ)も購入してみました。
写真が2枚に分かれちゃってますが上側が従来の3/5極旧モーターの置き換え用で、下側は新モーターのプラスチックホルダーを置き換えて加重するためのものです。
注:モーターマウントはどちらも7mm径のモーター用です。それ以外の径のモーターには使えません。
3/5極モーターの置き換え用はそのまま簡単に置き換えできるわけではなく、右写真のようにモーター下部が当たる部分を削る必要があります。写真はロクハンモーターですが、メルクリン純正モーターを使用する場合も同じです。(右の写真のモーターの向きは逆になってました。リード線が左が正しいです。ロクハンモーターの場合はこれでもいいかもしれませんが、メルクリンのフライホイール付きだと逆向きでないと入りません。)
どれくらい削る必要があるのかというと、ロクハンモーターの場合は黄色く塗られた部分が当たります。削る量は少ないですが、ヤスリとかで削るのは難しくてリューターとかモーターツールがあるとよいです。フライス盤があればもっとよいのですが。。
このシャーシはRe4/4です。たぶん4軸の短いタイプ(BR218ディーゼル、BR143等)は同じかと思われます。長いタイプよりも穴が開いている部分が多くて、あまり削り過ぎると強度的に心配です。
フライス盤で削ってみたところです。当たる部分を削るだけなので、割と適当に削ってます。
メルクリン純正モーターを入れる場合には、フライホイールが黄色枠部分に当たるのでさらに多く削る必要があります。
Re4/4の旧モーターは4両持ってます。写真右端は削ったものですが、左3つはこれから削るシャーシになります。黄色矢印にケガキ線が入ってますが、これはモーターマウントを置いてモーターがはみ出る部分に沿って、裁縫用の針でキズを付けた跡です。こうすると目安となる削り代がわかってよいかと思います。正確に削る必要はないのですが、削り過ぎもよくありませんし、削り足らないともう一回作業になってしまいます。
こんな感じで削ってます。メルクリン純正モーターも入るようにフライホイールが当たる部分も削ってます。
モーターを搭載してみるとこんな感じ。
こちらはRe460のシャーシです。これも旧モーターのまま未改造が8両あります。
一番左は操作ミスで削り過ぎました・・が特に問題はないかと。削る目安があるとフライス盤作業も捗ります。8両で約30分くらいでした。同じシャーシのはずですが、よくみるとネジ穴の数が違ったりしてますね。。たぶん他の車両と共有なので、その都合なのかもしれません。
モーターの手持ち分があまりなくて搭載が進んでません。
感想などなど。。
ZFIのモーターマウントがあると、メルクリン純正モーターを使用する場合には簡単でよさそうです。もっともモーターにウォームギアが固定されているタイプ(前述のRe4/4みたいな)はよいのですが、シャーシが長いとジョイントで接続するタイプになるのでジョイント部分が軸の溝に入るのかは検証してません。
ZFIのモーターマウントは、フォーラムにも記載しましたけれどhttps://www.1zu220-shop.de/だけで購入できるんですが、EU以外に出荷してくれないので代行サービスとか使って入手する必要があります。手数料とか税金免除とか無いので高く付きます。それでも加工が楽になるメリットを感じれば良い選択だと思います。ロクハンモーターで真鍮パイプによる軸延長だと、それほど中心が出ないのでZFIのモーターマウントだとモーターの上下位置も固定されるので、良いのかどうか検証できてません。低融点金属でモーターマウントは作ろうと思っていたので、いろいろやってみようかと思ってます。
直接流し込んでますが、これはちょっと失敗でした。
もうちょっと緩く固定できる型をつくればよいかと・・・
これは流し込み過ぎで失敗作ですが、それでも10gの追加は大きいかと思います。