2011年2月4日
どらやきさんのご尽力により作成された集電シューを使用して、室内灯工作を行いました。今回はSBB客車に搭載しました。
4両分が1枚になっていて、集電シューはカッターで簡単に切り離せます。
ピンセットを使って上の写真のように折り曲げます。下向きへの折り曲げは、車輪との接触具合が関わりますから、あまり曲げすぎても車輪から持ち上がるような状態になってしまいます(車重が軽いので)
台車から車輪を外して、ピンバイスで中心に穴を開けます。ここでは0.8mmの穴を開けています。集電シューは差し込むだけです。
車輪を嵌め込みますが、左右間違えるとショートしますので気をつけましょう!黒染め車輪だと余計わかりづらいですが、カプラーを上に持って絶縁されている(プラが車軸に入っている)側を左とか決めて取り付けると間違いありません。
室内灯はNゲージ用マイクロエース製を使用しました。中央部分に2個のLEDが左右に照らす方式で、以前使ったTOMIX製よりも均等な明るさが得られます。電球色って書いてますが、分解すると白LEDのモールドがオレンジなだけなのはちょっとがっかりな感じがします。長過ぎるわけではありませんが、端子として付いているスプリングが窓にきてしまうと目立つので、柱部分に来るようにカットして使用しました。
屋根の裏に固定しますが、窓の透明プラを押さえているツメに当たるのでヤスリで削ります。SBB客車の2等車と1等車は塗り替えだけかと思っていたら、屋根のツメ位置が違う・・・面倒ですねぇ。。スプリングは長過ぎるので5mmほどカット。
6箇所ばかり削っていくだけですので、サクサクできました。クリアゴムボンドで固定。
台車を車体へ戻します。この状態で配線を半田付けするので気をつけないといけませんねぇ。
台車と室内灯ユニット間の接続は、小片のリン青銅板です。リン青銅板じゃなくてもいいんですけども、薄い板はこれしかなかったので・・・
配線はマグネットワイヤーを使用しました。これは前回、0.26mmの配線を使用したら台車の左右の動きが悪くなったためです。まあ、15mA程度しか流れないので平気ですね。右のような感じで板に半田付けします。
室内灯ユニットのスプリングが当たる柱部分の床にクリアゴムボンドで接着します。左の写真を見て気が付かれたかもしれませんが、車両のウェイトを外しています。これは室内灯ユニットが5gほどあるので、相殺するためです。たかが5gですが、元々14gほどしかない車重なので5g増えると3両で4両分の重量になってしまいます。質量が小さいZゲージならではの苦肉の策です。あとは室内灯ユニットを取り付けた屋根をパチンとはめて終了。
編成で光るといいですね!MTLのレール上では走行するとちょっとチカチカしますがそれほどでもありません。集電シューの接触具合を調整すればマシになるのかも。。室内灯ユニットにはコンデンサが搭載されているのですが、たぶん10uFくらいの小さいものが付いているだけなので、100uFくらいのものにすれば解消されるかもしれません。
肝心の走行抵抗ですが、ノーマルの状態と変わらないと思います。上の写真はR195のオーバルを走行している模様です。6両編成で快調に走行しております。ムービーもUPしますので見てください(登録ユーザーのみですが)
集電シューの工作そのものが簡単になったのはよかったですし、室内灯が点いた状態でレイアウトを走らせると格別です。回送列車みたいな編成が活き活きしてきますよ。あとは尾灯の工作すれば完璧ですね。
★台車の配線は細いものを使わないと左右の動きが限定されて抵抗になる。
★室内灯ユニットも含めて26.4m級の客車だと14g前後に重量を押さえる。
★室内灯ユニットを自作する場合には光の拡散をどうするか、アナログ/DCCの運用を考える必要あり
ってなことが課題でしょうかね。