4-7. 中間駅(Gotthard Pass)

全体のプランの中では赤い枠部分になる中間駅です。

上記は全体プランと違ってますが、中間駅の右端にあるポイント部分は引き込み線の2分岐をやめているこちらの絵と同じに変更しました。参考にしているSBB Wassen駅はここが3分岐になっているわけですが、Zだと3分岐が無いので諦めました。

  

ポイントは、Fast Tracksの作成キットを使っての自作です。8番ポイント。

下にコルクを貼ってみましたが消音とか効果はあまりないようです。

  

そんな中、N-tramというドイツの会社がコード40レールで自作キットを出していることを知りました。なんと3分岐もあるではないですか!

枕木に犬釘となるエッチングパーツを差し込んで、さらにそれに枠を嵌めてレールはペンチで挟んで・・・とかなりマニアックな構成で大変。。相当な時間を掛けましたが途中で挫折。

 

左のように中間駅部分だけを工作して、台枠部分に載せて合わせながらの作業です。小さいスケールのレイアウトなのでこんなことできますが、大きなスケールだと固定しながらなんでしょうね。

ポイントの駆動はFulgrexのスローアクションマシンです。テーブルレイアウトにも使用しましたが、当時は確かレマコ製だったかと。あまり取り付け場所を考えていないというか、2段目なので下側の台枠に立てた支柱と干渉するのでそれほど自由な位置へ持っていけません。可動幅は大きいんですけども、あまり大きすぎてもポイントの押さえが強くなりますし、小さくし過ぎるとポイントの可動範囲を下回ってしまいます。意外と大変。

ポイントデコーダは、右上に写っているLDT製M-DECです。ロクハンを駆動している1-DEC-DCと基盤は同じですが、CPU(プログラム)が違うようでCPUには青いシールが貼ってあります。

左下にみえるのは、在線検知用のDetectorです。

ポイントの切り替えは良いのですが、写真の黄色部分(フロッグ)はポイントの開方向によって極性を変えてやらなければなりません。DCCは交流ですが、ある瞬間はこの絵のように赤(+)青(-)のように極性が決まります。反対の極性だとショートするのは当たり前ですね。

 

Fulgrexのスローアクションマシンにも接点が付いているので、極性反転はできるのですが接点がいまいち弱そうで壊れちゃいそうだったため、自作ポイントのFast Tracksで売っているFrog Juicerを購入してみました。線路から端子のA、Bに接続してFをフロッグへ接続するだけという簡単構成。この1回路タイプのほかに2回路、4回路のタイプもあります。1回路は基盤を固定する穴とかないので接着しました(笑)

ほぼこれで裏側の作業は終了。。

 

試走している様子です。ポイントもスムーズに動作して問題ありません。

Frog Juicerもこんな感じで動いてます。緑と赤で極性変換している様子がわかります。これってショートしたのを検知して極性変換しているだけなんだと思います。

 

ちょっと全体を写しきれないのでわかりづらいですが、1周できるようになりました。


その後

メルクリンは問題ないものの、ロクハンのBR181.2はポイントで引っかかることが判明!どうもトングレールの開きが大きくないとダメみたいで、可動範囲を少し大きく改造中です。

Fulgrexのスローアクションマシンの調整はかなり面倒なので、Tortoiseを購入しました。ストールモータータイプなので、ポイントデコーダがM-DECだとダメそうですので、別のデコーダを手配中。


2016.11.6

ポイントデコーダがやってきましたので、取り付け作業です。

Tortoise(トータス)は下から垂直に取り付けるタイプです。10cmくらいは高さがないとダメですね。0.8mmのピアノ線が付属してますが、Zだと太すぎるので先端に0.3mmのピアノ線を半田付けしてます。ネジ止めしている部分が左右に動いてテコの原理で左右に動かすという単純明快なマシン。ピアノ線を通しているプラスチック部品が上下に移動できて、動作範囲が調整できます。左右どちらか端まで行ってもモーターに電流が流れ続けることによって、位置を保持するストールモータータイプです。電流は18mA程度なので、モーターが熱を持つほどではありません。内部はウォームギアではないので、ねじ部分をグッと押すと動きます。

ポイントデコーダは、Team DigitalというところのSMC4です。サーボとストールモーター対応。

なぜか米国人はストールモーターが好きなせいか、こういう対応しているデコーダも米国製になります。Digitraxも対応していたかと思いますが、こちらの方が安価。コネクタ部分もボタンを押してコードを挟むイージーな感じが米国製らしいです。

接続するとこんな感じ。Tortoiseの接続部分がエッジコネクタタイプの基板になっているので、半田付けするしかありません。Digitraxもこんな感じですけども、ちょっとカッコ悪いんですよね。

 

合間にレールを塗装してちょっとお見苦しい感じではありますが・・・

動作範囲が広がったので、位置をずらしてハンダ付けしました。SMC4は外部電源無しでDCCの信号線からの電力だけで動作しますが、ちょっと電圧低め(11V)なのでかなり遅いです。

Fulgrexのスローアクションマシンよりは静かで取り付けも悩まないので、こちらを最初から選択すればよかった。。高さ方向に余裕があれば他でも使えますね。寝かせて取り付けるためのアダプタもあるようです。

ロクハンBR181.2を試走してわかったことですが、これでも引っかかるので観察しているとどうもカプラの解放ピンがレールに当たるようです。ロクハンはバネとかで維持しているわけではないので、ロングタイプのカプラは垂れ下がるような気がします。カプラが垂れ下がっちゃうのはメルクリンも似たようなものですが。。解放なんてしないので切っちゃえばいいんですよね。

ちょっとお金と時間の無駄でしたね。。。

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