2-5. 架線(Coffee Table Layout)

駅部分に架線を張っている様子です。実物の鉄道と大きく違うのは、写真のようにカーブ部分に合わせて架線そのものを曲げて取り付けるというところでしょうか。「線」というよりは、板を打ち抜いたようなものなので曲がった状態で保持されます。架線は打ち抜いたままみたいなので、指で擦ると切れてしまいますから曲げたり加工するときは気をつけましょう!写真のようにポイントの部分では、分岐が必要なので半田付けをしたくない方はポイント部分から架線を張ることをお奨めします。

横から見た様子です。架線柱の台座を線路固定時に挟み込まないといけないので、位置を決めながら進めていく必要があります。架線と架線柱は取り外し可能ですから、一旦線路を台座と共に釘で固定した後はバラストを撒く作業の時には外してしまえば邪魔になりません。

実際に走らせてパンタグラフが一番引っかかるのが、このポイントでの分岐部分です。分岐している2本の架線がずれるとパンタグラフが引っかかって停まるもしくは脱線してしまいます。

分岐のところの架線柱です。3本一緒に取り付けます。

2本の架線がずれてしまわないように、ネジで止める部品があります。ちょっとブサイクですけど、これでパンタグラフが引っかかることはなくなるはずです。このパーツはダブルスリップの中心部分にも使います。

拡大したところ。。私の場合はこれを使わずに半田付けしてます。

カーブの内側と外側では当然ながら長さが違ってきますので、このような調整用の架線で長さを調整できます。これも少しブサイクなので見える部分には極力使わないようにしようと思ってます。ま、元々オーバースケールなのでどこまで気にするかって問題だけですけど。ちなみに先日買ってきた「mini-club-Praxis」という本の作例を見ているとすべて半田付けしてますね。

このレイアウトは、変形8字型ですので交差する部分が出てきます。架線柱まで考えるとクリアランスは45mmほど必要なのですが、勾配をなるべく緩やかにするためにクリアランスを35mmしか取っていません。写真は駅の下をくぐる部分です。なんとか架線上部を切り取ってしまえばクリアできそうですね!真鍮線で代替してもよさそうですが、今回は面倒なので純正品を加工して対処したいと思います。

交差部分は架線柱が立てられませんので、向こう側まで届くように延長してやる必要があります。写真は一旦切り離して半田付け2本を継ぎ足して延長したものです。突き合わせて半田付けするとその部分で折れてしまいますから、重ねて半田付けする必要があります。また、下側はずれて半田付けするとパンタグラフが引っかかりますので少々テクニックが必要でしょうね。後でヤスリで削るのもいいでしょう。

上部は干渉してしまいますので切り離してしまいます。

実際に架線柱に取り付けるとこんな感じです。なんとか強度的にも大丈夫そうです。

このように下側だけ取り付けてます。

線路固定と共に架線も固定しました。駅部分はまだ仮止め状態です。

駅部分の下同様に交差部分は架線の上部を切り取ってクリアさせてます。

試走させてみたら、コーナーでぶつかるときがありますねぇ・・・やっぱりR145の最小半径だと長い車両には無理があるんですかね。内側に取り付けは問題外です・・

車体が傾いているかどうかにもよるみたいですが、ぶつかることには変わりありません。架線柱を線路側にスライドさせて押し込んでいる量を減らして接着剤にて固定するしかないですね。

ちなみにこちらはななつぼしさんのレイアウトでの架線の様子です。R195、R220だと内側に架線柱を立てても干渉しませんね。

こちらもななつぼしさんのレイアウト風景。橋の下は架線を切るのではなく、橋の方をカットしてクリアしています。鉄橋ならこの方法もありですね。

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