駅舎は以前のレイアウト用に作ったVollmerのものがあるんですが人気が高い(?)のか、みなさんのレイアウト上でよく見かけます。ヘソ曲がりな私としては違うものを製作中です(笑)
やり始めると朝までやりそうなので、夜2時間と決めて作業中です。。TIPSでもご紹介したLuetke-modellbahn製のPeissenberg駅です。
NCでプラ板をくり抜いたようなキットでプラモデルのように成型時のバリはありません。ただし、カッターで切り取って板とつながっていた部分をヤスリで仕上げて・・・思ったより時間がかかります。
なにしろ板の状態から立体を組み上げるわけですから、箱になる壁はいいものの写真の階段は1段ずつ貼り合わせです。(〃´o`)=3 フゥ
延べ6時間くらいやってもこの状態です。まだ仮組みですが・・・説明書の写真のように仕上がるんだか不安・・・
Vollmerの駅舎のように壁に木枠がないので、ちょっと新しく見えますが時代的にはEra I なんです。
とりあえず、表面の状態を見るために軽く色を吹いてみました。白い部分はさらに小物パーツを取り付け中です。
立体になるところはすべて別パーツ・・1mmくらいの細いパーツを切ってヤスリをかけて・・・結構大変です。
全体を本塗りしてウェザリングを少し施しました。かなり古めかしい感じになってきましたね。
写真だと実物の色合いがうまく出ないのですが、重厚感が出てきたように思います。
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照明・内装編
TIPSのLEDの使い方でLED使うんならやっぱり天井からの照明でしょう!とか書きましたが誰かやってるのは見たことないので自分でやってみることにしました。。SNJPN製の車両用室内照明の定電流回路とチップLEDが2個です。1mm厚のスチレンペーパーにアルミホイルを貼り付け(効果は不明)ショートしないようにさらに回路とLEDの下にはスチレンペーパーを貼り付けてあります。右はその裏面です。単に茶色で塗ってるだけです。
点灯させるとこんな感じです。結構明るいです。アルミホイルは意味ないかも。いまさら剥がせないし(笑)
本物はどうだか知りませんけど、2階部分までは吹き抜けということで両側の壁部分に同じくスチレンペーパーを高さを合わせて貼り付けてあります。ですのではめ込むと裏側が3階部分の床になります。
そのまま点灯すると蛍光灯のような灯りになります。これはこれでいいと思うんですがいかがでしょうか?
それじゃいかん!と怒られそうなので(笑)クリアオレンジを塗りました。ちょっと電球に近づいたでしょうか?
ほんのりと柔らかめの色になりました。時代設定をいつにするかということもありますが、ストラクチャは蛍光灯色でもいいような気がしてきました。それにしても2階まで吹き抜けにすると窓も大きいせいもあって中がガランとしてますね。このキットは窓枠も薄くてガラスパーツも塩ビ板なので余計に目立ちます。
KibriとかVollmerのキットだとカーテンの柄が付いた紙が入っていてそれを貼り付けてゴマかすんですけど、せっかくなので内装まで作ることにしました。。見えるところまででいいはずなので全部は必要ないと思います。
入り口付近を歩く女性です。
おじさん、誰かを待ってるんでしょうか?
時計は5時5分前を指しています。朝?午後?
時刻表で列車は確認できたんでしょうか?
完成と思いきや、ここでいきなり内装変更です。そう、「階段」が無いことに気がつきました。3階へ行けないじゃないか!ということでまたもや1mmのスチレンペーパーで壁を作ります。土台は4mm厚の発泡ウレタン。両方とも柔らかいのでサクサク切れますし、はっきり見える場所じゃないのでそんなに正確に作る必要はないので現物合わせです。階段そのものはエッチングパーツに入っていたホワイトメタル製です。これも長さだけ合わせて、あとはペタペタ貼っていくだけ。
3階まで登らないといけませんから、一気には無理なので折り返します。本物はどうなってるのかなぁ?1段目が長過ぎるような気がしますね。これじゃあ、池田屋の階段落ちシーンに使えそうです(笑)
手摺もエッチングパーツから適当なものを流用です。長いのがなかったのでご覧の様な短いのを刺すように接着しているだけです。
手前は壁なので片側だけです。色塗るのは面倒なので真鍮製ってことで(そのままだって)。でも本当に板だけみたいに見えるのでスチレンペーパーを極限まで薄く切って貼っておきました。これは黒く塗りました。。
もうここまできたら3階がすぐそこだ!ってことでさらに貼り付け。塗って乾かしている間にスチレンペーパーを現物合わせで切っていくという作業の繰り返しです。
手持ちの手摺パーツがこれで終了なので2階から3階への手摺反対側はスチレンペーパーを適当に切って転落防止にしました。
駅舎本体に取り付けるとこんな感じです。踊り場は窓ギリギリですね。。
果たして見えるかどうかですが・・・かすかに見える程度ですね・・拡大してご覧ください。
写真の大きさがバラバラですいません。人形を再配置しました。ちょっと狭くなってしまいましたね。チケット売り場らしき窓は開けましたけど真ん中だけ大きくしたらおかしくなってしまいました・・キップ売りはいません・・・
階段下にあるのは脚立です。こういうスペースは万国共通で物置になってしまうのではないかという想像です(笑)
ドイツの脚立がオレンジ色しているのかどうかは知りません。
それぞれのシーンの会話はみなさんでご想像ください。
屋根です。3階も天井付近に丸窓があって普通のLEDだと丸見えになってしまうのでチップLEDです。両脇の1階部分はどっちでもよかったんですが、面倒なので一緒にしました。
3階部分はリードを延長してLED2個にしてます。1階部分はSNJPN製DU1にチップLED直付けです。
3階部分は適当にスチレンペーパーで区切りました。2箇所だけエッチングパーツから適当にドアを探してきて取り付けました。
ドアつけたところはこんな感じです。屋根を固定するとチラリとしか見えない(しかも電気点けたときだけ・・)のであんまりまじめに加工してません。
配置できる人形がなくなってきたので4人だけです。
左はなにやら看板を取り付けてる様子。「早く釘打っちゃえよ。」「もうちょっと下だろ!」 右側は工事関係者と駅員さん。駅員さんはNOCHのトランクレイアウトから剥がしてきました。「お~い、忘れ物!」って感じですかね。ピンボケの写真でした・・・もう撮りなおしはできません(笑)
右がホーム側、左が正面入り口側です。電球っぽく塗るのはやめて白の発色のままにしました。窓枠のシルエットがくっきりと出ていいですね。
3階もこんな風に見えますよ。
煙突とホーム側のひさしを付けて完成です。雨戸(?)とか雨樋とかで予想以上に時間が掛かりました。色合いがちょっとミリタリー物みたいですね。汚し塗装は控えめにしてます。
とりあえず、これで完成です。ベースとなるホーム部分を作るまではこのままですね。
思ったよりも手のかかるキットでしたが、なかなか雰囲気のある駅舎が完成しました。色合いを変えればもっと古い感じや近代的な感じにも仕上げられると思います。みなさんも作ってみてはいかがでしょうか?