2-8. フィードバックモジュール(LDT製 RS-16-O)

コマンドステーションに列車位置検出の情報を戻すのが、フィードバックモジュールです。フィードバックモジュールに関しては、各社コマンドステーションに戻す信号が違っていますので互換性はありません。私はLenz製のコマンドステーションを使用することにしました。写真は、ドイツLDT製のフィードバックモジュールです。Lenz製でももちろん大丈夫ですが高い(笑) Lenz製が1モジュール8ポートなのに対して、LDT製は16ポートで値段はほぼ同じくらい(ただしキットの場合はですが)。

こちらが組み立てた状態のLDT製RS-16-Oです。Lenz製LR101と完全互換品。左の「JK」はコマンドステーションからの信号(線路へ接続するのと同じ信号)、「RS」がフィードバック信号を送るターミナルです。

右側は電源で、個別に電源を必要とします。(14~18V) ACと書いてありますが、整流回路が載っているので普通のACアダプタによるDC電源で問題ありません。別電源は一見面倒ですが、線路から給電すると5.2項の列車位置検出回路が動作してしまいますし、線路上でショート等が起きるとシステムそのものがダウンしますので、固定レイアウトの場合は別電源がよろしいかと。ポイントデコーダも含めて、線路からの給電が出来るので配線が少なくて済むのがDCCの特徴ではあるのですが、自動運転をする場合には周辺機器は別電源が吉です。ポイントデコーダ等は電流を食いますので、そのために数万円もするブースターを入れるなどというのは本末転倒ですね。

反対側の列車位置検出回路を接続するポートです。16ポート+Ref(共通)となっています。LR101が8ポートなのに対して16ポートなので、Lenzのアドレスも2つ使います。(デフォルトだと65、66、Rocrailでの認識は512、513)


その後・・

AC14~18V入力を改造して(と言っても部品を取ってジャンパー線追加だけ)DC5Vを入力するようにしました。16ポート付いているセンサー側は集合抵抗の関係でDC15Vのままです。フォトカプラで分離されているので関係ありません。

で、複数枚完成してアドレスを変更しようとしたら、添付のドイツ語マニュアルによればLenz製LH100(キャブ)から行えって書いてあります。「F」「5」「7」「4」Enterでアドレス74に変更できる旨が書いてますが、肝心のLH100がありません。F5で何が変わってるのかと調べていると、単にアクセサリデコーダアドレスのモードになっているだけのようです。アドレス変更は、基板の押しボタンを押してLEDが点滅した後にJKに接続したコマンドステーションからポイント切り替えと同様、アクセサリデコーダアドレスを指定して切り替え操作をするとLEDが消灯して書き換えが分かります。これだけで終了。ちなみにアドレスは1~64がポイント用なので65~128が使用できる(標準上はという話ですが・・)ようになってます。


参考回路

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