2008年7月。待望のZ専用ドロップインデコーダーが完成いたしました!
内容物はデコーダー基板と糸ハンダ(0.3mm)となっております。
破損防止用板がテープで貼り付けてありますので、使用の際には剥がしましょう。
箱型電気機関車、ディーゼル用に幅広く使えるように設計されておりますが、設計時の標準になったRe460にまずは搭載してみたいと思います。
車体を外して動力部のみにします。さらに基板を止めているネジ2本を外します。
純正基板はマイナスドライバー等でこじれば外れます。この基板は元に戻したいときに使用しますのでどこかへ保管しましょう!
モーターへの配線は付いておりません。線をハンダ付けする前に角穴の両側にあるランド(金色の金属部分)に予備ハンダをします。
モーターへの配線はリン青銅線のような弾力のあるものがよいかと思いますが、近所で手に入らなかったので(笑)よく売っているジュンフロン線(0.26mm)を使います。被覆を剥がすときにはニッパーだとキズを付けてしまうとそこから折れるので、写真右のようなワイヤーストリッパーを使いましょう。
ちょっとわかりずらいですが、ランドへのハンダは写真のように基板下から挟むようにして固定して行うと簡単かと思います。両方のランドにそれぞれ内側に向けて線をハンダします。大体真ん中くらいでカットします。
モーターへの線をハンダ付けしたら、動力部へ載せてコンデンサの足に接触するかどうか確認してみましょう。線が長過ぎてショートするとデコーダーを破損してしまうので注意してください。
うまく接触できない場合には、コンデンサの足部分の黄色い皮膜をカッターで剥がすという手もあります。ほんのちょっとですよ!
前後についているランドはライト用の配線をハンダします。これもおなじジュンフロン線をハンダ付けしています。ちょっと長めにハンダして、下側のプラスチックの先端に触れないくらいにカットすればいいでしょう。両側で4本ハンダします。
車体を戻せば完成です。車体を被せる前に試走したほうがいいでしょうね。
そのままでも走行しますが、アクセルを最大にすると12V(電源電圧にもよりますが)が掛かります。お持ちのコマンドステーション等で最大電圧のCV値を変更してください。また同一線路上で複数の機関車を個別に制御するためにはIDを変更する必要があります。デフォルトは3になってますのでこれも違う番号にそれぞれ変更します。
F0で写真左のように進行方向のヘッドライトが点灯/消灯します。F1で進行方向とは逆のテールライトが点灯/消灯します。プッシュプル編成で後尾に連結の場合にはテールライトだけ点灯なんてことができますね。
DE25x4szrには減光機能が搭載されています。デフォルトでは写真左のように停止中にヘッドライトをONにすると減光状態で、走行を開始すると写真右のように明るくなります。減光状態はCV値で変更が可能です。
お持ちのコマンドステーションにF4キーがあれば走行中でもON/OFFができます。ホームに進入するときはヘッドライトを減光なんてこともできますね!