オランダdigikeijs製のスイッチモジュールです。8組で2個ずつの出力があり、それぞれ別々にも制御できますので16個のON/OFFモジュールとしても使えます。
レイアウトではこんな感じで、建物の照明のON/OFF用に設置しています。POWERはそのままDCCの信号線から取ってます。
ROCOのZ21アプリですが、ライトとして設定できます。左がアドレスと分かりやすいようにコメントを追加している画面で、右が実際にタッチしてON/OFFしているiPadの画面ショットです。
架線柱とか駅舎2階をONにしている場面。
こちらは説明書。POWERの入力は12-18Vとなってますが、私の場合はDCC信号でさらにドロップしてますので10~11Vくらいです。
説明書に載っている使用例。ポイントの切り替えや信号機など用途は広く使えそうです。PRESETが0~13まであって左上の「0、1、2、3、6、13」はそれぞれのポートをPRESETを変えて使っている例になります。PRESET 1にすれば16個のON/OFFに使用できます。CV値でエフェクトやパルス幅も変更できるので、LEDの明るさ調整や点滅などが出来ます。
実際にコマンドステーションと接続して使っている例です。ここではDR5000と接続し、DR4018のOUT1の1、2にそれぞれLEDを接続しています。Cはコモンですが、LED接続時はアノードを接続します。1、2は2.2Kの抵抗を経由してカソードへ接続しています。
(1)DR4018のアドレス設定
こちらはDR5000の制御画面です。手前のコントロール部分をクリックするとスロットルとスイッチの制御画面が出てきます。
DR4018の「PROGRAM」ボタンをポチっと押して(押すと隣の「LED1」が赤く点灯)スイッチ画面でTurnout Addressの部分に設定したいアドレスを入れます。ここでは56を設定しています。この状態で56の赤と緑のボタンを押して切り替え操作をするとDR4018に56のアドレスが書き込まれます。OUT1が56です。16個の出力はそのまま56~71のアドレスに設定されます。
56をONにすると接続しているLEDが点灯します。デフォルトだとどういう状態なのかわからないので、もしかするとON/OFFで2個のLEDが交互に点灯、消灯するかもしれません。
(2)CV47を設定(OUT1~8の機能設定)
CV47はOUT1~OUT8をどのようなスイッチに設定するかを決める値です。前述のPRESET0~13がそれにあたります。ここでは建物用のスイッチで使うために16個を独立したスイッチとして使う設定をします。設定は「16xpermanent on/off switch」になりますので、Valueは「1」ですね。
DR5000の制御画面で右奥の「PROG TRACK」をクリックします。
ここでは通常の線路出力に接続した状態でCV値をプログラムする「POM」を選択します。(「Service」を選択してDR4018をプログラミングトラック出力に接続してCV値を書き込む場合には、OUT1に270オーム程度の抵抗を接続する必要があります。)POMの場合は、「Address」を「9999」にして書き込みたいCV値のアドレスと値を設定します。ここではCV47を「1」に設定します。
・DR4018の「PROGRAM」ボタンをポチっと押して(押すと隣の「LED1」が赤く点灯)
・CV設定欄の右側にあるオレンジの矢印をクリック
・DR4018の「PROGRAM」ボタンをポチっと押して(押すと隣の「LED1」が消灯)
これでプログラミング完了です。
(3)その他CV値の設定
OUT1~OUT8(それぞれ2組の出力なので、16個のスイッチ)にはCV113~CV128が割り当てられており、接続したLED等の輝度を調整したりエフェクトを設定したりできます。
CV113はデフォルトで143が書き込まれているので、輝度が最大ですがこちらはCV113を3に設定して輝度を落としてみた状態です。
左は値が15、右は3の状態です。
輝度最大でbit4を1にすると31になります。bit4はFadeになり、ON/OFF時に徐々に明るくなったり消えていくエフェクトになります。
エフェクトは、CV109、CV111、CV112が関係しますので例えばFadeの長さはCV111を大きくすることによってゆっくりと点灯、消灯することになります。点滅を選択した場合の点滅スピードも変えられます。