速度測定用のツールです。
BachrusというメーカーからRunning StandとMTS-DCCという機器が販売されており、Z用は無いもののN用のRunning Standが幅6mmまで調整できるとあるので購入してみました。Running Standはいろいろあってよくわからないので、セットで購入。右のコンソールのようなものは、PCが無くても速度がわかるというものですがこれは不要でした。
レールとセットしたところです。銀色の丸いのがセンサーのようです。ローラーは固定ではなく、車軸の数と間隔に合わせて配置するようになっています。
Re460を載せて測定しているところです。ローラーの精度がイマイチというか、大きいスケールだと自重で安定するのかもしれませんが、所詮Zなので位置決めはかなり大変です。センサーのローラー(ゴムっぽい)と金属のローラーが水平にならず、空転するばかりでしたが、金属のローラー下部を削って多少マシになりました。
測定はJMRIが対応しています。SPROG IIと一緒に使用しています。
速度調整のCVをいろいろ変えてみて調整します。
スケールは一応、Z 1/220があるので換算してくれているのだと思います。機関車のアドレスを選択して、「Start」を押すと自動で測定してくれます。左のメーターは、km/hかMil/hか選択できます。
CSVファイルで結果をExportできるので、Excelでグラフ化もできます。結果は、Velmo(D&H)のデコーダでCV48を変化させることでスピードテーブルが変化するというものです。
右が取説のCV48の解説グラフで左がグラフを合体させた結果です。大体合っているかと思います。
なぜ、速度測定が必要なのかというとDCC車両を重連で走行させる際に速度が一致していないと片側を引きずることになるからです。以前、エンドレスのテストコースを使って2台をグルグル走らせながら調整していましたが、これだとかなり時間が掛かります。
スピードカーブや最高速度などを合わせてから走行してみると大体合ってますね。ただ、メルクリンの3極、5極のモーターはバラつきが大きくて同じように走らないので、数値だけでは調整ができないのが難点です。実際に測定した方が早いかと。。
2019.3.29追記
昨年2018年にBachrusの所有者が引退ということで、サイトも閉鎖されているようです。ちょっと残念ですね。