5-5. 阿武隈急行 (かがみ)

またまたZゲージとは関係ありませんが、2010年2月27日、28日で行ってきた宮城県遠刈田温泉の

途中で立ち寄った阿武隈急行の秘境駅をご紹介します。

こちらが阿武隈急行「あぶくま駅」です。秘境駅と呼ばれる所以は、周りに人家が1軒も無いことらしい。

 

当然のことながら、無人駅です。単線なのでホームは片側だけ。中央に屋根付きの待合場所があるだけです。

 

人家もないのに阿武隈川側に大きな建物があります。お土産物やとお食事処みたいですが、この日はあいにく休業の張り紙が。。寒空の中、次の電車までにはまだ時間が・・・

 

ホームの反対側の様子です。滝があったりしますが、本当になにもありません・・ここまでは車でやってきたのですが、線路脇を数百メートル行ったところに「大型車転回場所」と書いてある所があります。右の坂道の途中には駐車スペースもあります。

 

阿武隈川の方は・・・川の反対側には道路が走ってるだけでやっぱり人家はありません。 

人家も無いような場所になぜ駅があるかというと、ここが阿武隈川のライン下り乗船場になっているからです。川に下まで階段になっていて船着場につながります。さすがにシーズンオフなので誰もいません。

 

ホームから眺めた線路の様子(笑)左が槻木駅(つきのきえき)方面、右が福島駅方面です。

 

コンクリートで造られたあっさりした感じのトンネルポータルです。レイアウト作成の参考としては、トンネル内の架線、ガイシなんかが気になります(笑)もっともスイス・ドイツでは形状が違うんでしょうけども・・。

 

線路を渡る踏み切りの掲示板と警報機。遮断機はありません。はい。

 

待合室?の掲示の様子です。ほとんどワンマンカーなので、乗り方とか書いてます。2両編成固定らしくて先頭車両の後ろのドアから乗って、整理券と取って降りるときには運転席後ろの料金箱に現金で払うらしい・・・それにしても運賃は高いですねぇ。。。これなら車で移動するなぁ・・

通勤、通学の足になっているらしく、以前に行った只見線なんかよりもたくさん列車が来ますね。「ワンマン」ではなくて「ツーマン」の表示があるのがなんだか笑えます。しかし、緑と赤は何が違うんだろ?

 

トンネルの方を眺めていると警報機が鳴り出しました。

 

やってきたのは福島駅行き上り電車。すっきりした爽やかな印象のカラーリングですね。しかし、まあシーズンオフの無人駅でなにやってるんだろ?と運転手が思ったに違いありません(笑)

 

こうして見るとトンネルサイズってかなりギリギリですね。工事の予算の少なさが伺えます。

ようやく待っていた下り電車がやってきました。この電車で4個先の角田駅(かくだえき)まで行ってランチを食べて戻ってきます。

割と開放的な前面です。ほぼ直線の線路が続きますが、トンネルやら鉄橋があってなかなか変化が楽しめます。

 

車内の様子です。10人くらいは乗ってましたね。左写真の右手前に見えるのが整理券発行機。みんなで前方運転席後ろにある両替機にいって小銭に両替しに行くところです。右は連結部分ですが、なんでこんなに壁部分が分厚いのか不思議です。広告の「GO!かくだ切符」は買いませんでした。

 

角田駅に到着です。ここは、上り・下りの列車が交換できるようになっています。右写真のレンガ造りっぽい建物がランチに行く「仙南シンケンファクトリー」です。シンケンはドイツ語でハム。

この写真じゃわからないのですが、隣の駅が見えていて真っ直ぐな線路があります。そのまま直線で接続するかと思いきや、ちょっと手前でS字になっていて手前の線路に接続しています。手持ちのポイントが右しかないので、手前で曲げてしまえ!・・と模型のような感じがしますねぇ(笑)

というわけで、あぶくま-かくだの旅はここで終了です。この後、あぶくま駅まで戻って車で温泉まで行きました。ちなみにこの角田市にはJAXAの宇宙センターがあります。ただし、見学コースは冬季閉鎖みたいですが・・・・仕分けされちゃわないことを祈ります(笑)

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