1-3-1. デコーダーを搭載する(BR151 編)(DCX74)

Zゲージではスペースが限られているのでデコーダ搭載も大変です。デコーダもだいぶ小さくなりましたが、車両によってはまだ厳しいものもあります。ここではBR151の改造例をご紹介します。

BR151を最初に選択したのは、モーターにブラシが内蔵されていて改造が比較的簡単、かつDCCでうまく動かないときには元に戻せるという利点があったからです。なにしろDCCは初めてですし、高価な車両をいきなり切り刻む勇気もないわけで(笑)

とりあえず車体を外すとこんな感じです。

まずはライトの電球を取りましょう。

ネジを外して基板を外します。

下に見えるのがDCX74です。13mmX9mmX1.5mmで今のところ最小です。

基板は使いませんがネジは使いますので無くさないように・・・基板も元に戻すのなら必要ですよ。

デコーダの位置を決めます。ちょうどプラスチック部分と同じサイズでピッタリですね。

デコーダの灰色とオレンジの線をモータに半田付けします。極性を間違えても問題ありませんがこの配線で機関車の走行方向(前進を指定したとき)が決まります。

赤と黒が線路からデコーダが給電を受けるラインですのでまずは赤を先ほど外したネジ1本に巻きつけて元の場所に固定します。

ネジを戻すとこんな感じですね。

黒は前後の黄色の矢印部分から配線します。あまり熱を加えすぎるとプラスチックが溶けます。

前後のヘッドライトに使う電球に配線します。青が共通の+になっていますので両方の電球に配線します。

黄色と白がそれぞれ走行方向でONになる配線ですので、青を半田付けした電球の裏側にそれぞれ配線します。

元々電球があった場所に固定しますが、金具とショートしないように電球の下側部分はプラスチックかなにかで絶縁しましょう。

デコーダや配線は私の場合はクリアボンドで固定しました。これなら後から外すこともできます。

・・・とここまで順調のようですが、何回も外したり試験走行したりしてます。試験走行時に半田付けしないままで走らせたらショートしてしまって、ファンクションICを焼いてしまいました。そうするとまた最初からデコーダ取り付けです(泣)

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改良編

DCCだと停車中でもヘッドライトを点けっぱなしにできますので、電球だとどうしても熱が発生します。そこでLEDに改装したのがこちらです。赤い線もネジに直接巻くのをやめて金属板に半田付けしてから固定するように変更しました。

3020(3mmX2mm)のチップLEDです。こんな感じでボンドで固定してます。また、電球と違ってLEDは電流を流しすぎるといけませんので、青い線に抵抗(1Kオーム)を追加しています。抵抗値はLEDの規格によって違いますので調整してくださいね。

モータのコンデンサも必要ありませんのでカットします。ただし、ブラシを支えていますので切ったリードは抜かずに残さないといけません。また、ブラシ上部に半田付けしていたものをブラシ本体横に半田付けし直しました。この方がブラシ交換が簡単だと思います。

というわけで無事改造も終わったのですが、6軸(3軸+3軸)のシャーシは共通なので写真のように103の車体を被せても問題なしです。着せ替え人形のように換えて遊べますね(笑)

103のシャーシ部分はブラシが別になったモータが入ってますので、こちらは基板のパターンを切断しないと改造できません。とりあえずは着せ替えでいいかなと思ってますけど・・・・

このシャーシは走りがいまいちで、デコーダの読み出しもできないとかいろいろ不具合が発生していました。「DCCはこんなに不完全なのか!」とちょっと挫折しかけましたが、よく調べてみるとモータの下に配線の切りくずが挟まっていて、時々ギヤの噛み合わせが狂って停まっていたようです。掃除をしたら快調そのもの。。。。作業台は綺麗にしながらやりましょう・・・

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