とりとんさんが0812モーターで換装をやられておりますが、特殊な形状の車両を除いては小型のEL、DLは0716か0812でコアレスモーターへ換装できそうです。それぞれ選択肢があります。
★0716(7mm x 16mmコアレス)
(1)ロクハンモーター
ロクハンの部品販売で入手できます(1100円)モーター本体の他、ウォームギアも付属しております。このギアを使えばメルクリンの部品はそのまま残せます。
(2)0716DTモーター
国内だとナローガレージで販売されています。(1100円)海外でも売ってますが、送料を考えると国内入手がお得です。モーター本体のみで、ギア類は附属していません。ロクハンモーターより軸が長くて、真鍮パイプで延長する際もこちらの方がやりやすい気がします。
(3)メルクリン製モーター
すでにコアレスモーターが搭載されているモデルだと、メルクリン純正モーターを使うこともできます。ただし、ウォームギア軸が太いので、溝を削る必要があります。価格も24~27ユーロくらいで高価ですが、フライホイールが付いてます。
(1)~(3)共に真鍮パイプで延長してウォームギアを取り付ける加工、そしてモーター下のシャーシをフライス盤等で削る必要があります。写真のモーターマウントを使えば、位置合わせは楽になります。モーターマウントは、ドイツから購入は可能ですが、27ユーロ+送料がかかります。私はUアロイで自家製です。
▲欠点
メルクリン新モーターを同様に、モーター部分が盛り上がっているため、アナログ基板、DCCデコーダー共にスペーサーを入れるか個別配線する等の工夫が必要です。車両によって天井部分に基板が当たる可能性があります。
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★0812(8mm x 12mmコアレス)
(4) ワールド工芸
ワールド工芸で販売されている0812モーター(1680円)軸長が長くてカットする必要があります。ピニオンギア(スパーギア)を5極モーターからプーラーで抜いて圧入する必要があります。
(5)メルクリン製
0812モーター(両軸)はメルクリンでも使われています。どれもウォームギアが圧入されていますので、これをプーラーで抜く必要があります。ただし、軸長は短いので、ワールド工芸製と違って軸のカットは必要ありません。ピニオンギアは同様に5極モーターから抜いて、圧入する必要があります。価格は24~27ユーロと高価で送料もかかりますが、軸のカットを省略できることのメリットをどれだけ感じるかというところかと思います。写真は279138というモーター(たぶん、E94とか)でウォーム軸が短くてメルクリンの0812の中では安いと思われます。(どうせウォームギアは抜いて使わないので)
(4)(5)共に、ピニオンギアの抜き差しが必要になります。また、シャーシの当たる部分をフライス盤等で削る必要があります。
ただし、5極モーターの構成とほぼ同じなので、スパーギアの当たり調整ができれば簡単で、アナログ、DCC共に基板の搭載はそのままできるのはメリットです。こちらはまだモーターマウントがないですが、0716よりは形状が簡単そうです。