1-7-1. SD18Aサウンドデコーダー搭載(キハ52)(D&H)

雑誌付録のロクハン製キハ52動力部分にD&H製サウンドデコーダーSD18Aを組み込んでみました。

左から搭載用の接続アダプタ(Next18用)、SD18Aサウンドデコーダー、スピーカー(実際に搭載したものとは違いますが、似たような大きさです)奥のキハの車両と大きさ比較のため並べています。幅は同じくらいなので搭載は問題無さそうです。

あと必要なのが、プログラマーです。サウンドデータの書き込みに使います。データ自体はD&HのWebサイトからダウンロードできます。もちろんすべての車種があるわけではないので、自分で作成することもできますが私には難しいです。

Next18はNEM662で規定されています。コネクタは携帯電話用のものを採用しているみたいです。いろんなコネクタが出ていて混乱しますが、Zゲージで搭載可能なのはNext18くらいかと思います。

 

接続アダプタは2種類あって、これもD&H製ですが左がN18G、右がN18KでN18Kは一部簡略化されていますが、基板サイズが小さいです。実売3ユーロ程度です。ケーブル付きもありますが8ユーロくらいになります。今回はN18Kを使ってます。上の絵は色がわかりにくいので日本語を追記しました。

ロクハンの説明書通りにカバーを外しているところです。それにしてもネジの数が多いですね。7本も・・・3本くらいで止めるように改善すればコストカットできそうですが。

 

モーターから出ている線に付いているラグ板をハンダこてで外すように説明書は指示しており、写真右のところに2mmの穴を開ける指示もあります。思わず開けてしまっていますが

ロクハンの室内灯型デコーダーを組んだ時に思ったのですが、モーターからの線があまりにも短くて接続が難しいので、ちょっとでも長さを確保するためにモーターに近い部分に穴を開けることにしました。

こんな感じです。

あとは配線するだけなのでサクサク進みます。とりあえずポリイミドテープで固定しています。スピーカーは秋月電子で売っていた50円のもの。SD18Aの指定スピーカーは4オームですが、これは29オームと高いです。他のものも探していますが・・・D&Hからは8オームのLS1511、LS1308というのが出てます。

 

プログラマーには自作のボードでNext18のデコーダーを抜き差しして書き換えられるようにしています。サウンドだけは左の写真のようにSUSIと呼ばれるインタフェースのみ接続すれば書き換えが出来ます。4ピンのフラットケーブルがそうです。

試しに鳴らしてみているところです。スピーカーは大きい方が良い音がしますし、音も大きくでます。エンクロージャー付ければもっと良いのでしょう。

 

D&Hのプログラマーには2種類ソフトがあって、通常のプログラミング用のDoehlerHaass.Programmerとサウンド書き込み編集用のDoehlerHaass.SoundProjectEditorがあります。今回はサウンドプロジェクトエディタの方です。左のメニューからInternet Downloadを選択すると、右のように現在使用可能なリストが表示されますので必要なものをダブルクリックすればダウンロードできます。

自分のPCにダウンロードしてあるならば、Open sound projectでファイルを開けばOKです。

今回は、ディーゼルカーのBR628をダウンロードします。

すでに書くファンクションキーにサウンドが割り当てられています。割り当ては変更できますが、このままBuildメニューのWrite sound to decoderをクリックしてサウンドをデコーダーへ書き込みます。

こんな感じのバーが出てきて3分くらいで書き込みが終了します。終了時にピーっと汽笛が鳴るので忘れているとビックリします(笑)

書き込めたら、キハの方へSD18Aを装着して実際の線路上でコマンドステーションからファンクションキーでサウンドを試してみればOKでしょう。

ドイツ語だとよくわからないので、簡易的に翻訳しました。F1でエンジンスタートでアイドリング音が流れます。スロットルの開度でサウンドが変わります。ホーンが高低と2種類と短く、長くと2種類同時があって本物がどうなんだかわからないですが、そういう組み合わせがあるんでしょう、きっと。あまりビデオを見ても警笛を鳴らしているシーンがないのでわからないんですよね。ブレーキ音とか駅長の出発合図、コンプレッサ音とか大体揃ってます。ドアの開閉音はありますが、よくある駅のアナウンスは無いです。アナウンスがあるような大きな駅には停車しないという意味なんでしょうか?停車時にF1をOFFにするとエンジンが止まる音が聞けます。


 

その後、線路の汚れか車輪の汚れか停止することが多くなったので、試しにコンデンサを追加することにしました。サウンドデコーダーが動作中にかなり熱くなっているので、消費電力も大きく、集電不良だとだめなんでしょう。こちらも秋月電子で売っているコンデンサーアレー基盤です。小さいので容量も280uFと小さめですが完成品で150円と激安です。

手前のコンデンサを搭載していない基板のみでの販売もあります。4枚続きで100円。突入電流防止で抵抗とダイオード入れていますが、それもチップでこちらの基板上に載せればすっきりするかもしれません。

コンデンサの容量は小さいですが、効果てきめんです。ガラガラ・・ディーゼル音はいいですねぇ。もう1両もSD18Aに改造したいですね。

Velmo BR232 Sound Decoder
(Visited 40 times, 1 visits today)
最近の記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク