ボギー台車のカプラー破損や集電シューの不具合などでボギー台車を分解したり、組み上げたりする場合に、スプリングを飛ばしたり、集電シューが4輪共車輪の内側にうまくハマらないなど結構手こずりることがあります。そのような場合に容易に組み上げられる治具を作ってみました。
(1)写真1にあるような10Φくらいの丸棒の先端に滑り止め用のゴムを貼りけた治具を作ります。
(2)1.2Φ位の真鍮棒を直角に曲げたものに台車を裏向けて固定します。その際台車を車体に固定するシャフトを通す穴に真鍮棒を通し固定しますが、シャフトについていたギアは外しておきます。
(3)固定された台車からはめ込まれている台車枠を外します。その後車輪やギアなどを外し、必要な部品を交換の後、集電シューが外れないよう写真のように二つの車輪をはめ、二つの車輪の車軸間に糸をギアと枠の間に渡した後、糸の両端を木の支柱にテープで固定します。
(4)糸を外し、元通り台枠をはめて完成。車輪が糸できちんと固定されているため台枠をはめている時に車輪が外れることがなく容易に組み上げることが出来ます。