■NGDCC DP1
とりあえず、最初は永末さんのところの赤い箱。ネットでも「便利~」とか評判も良く、PC上でCV値一覧とか出せてすごく便利。今でも愛用中。USB出力だけでも制御が出来るので、調子の悪いZゲージはモーターを焼いたりしなくて済むので安心(笑)津川洋行のソフト君Zといっしょに車両のCV値を書き換えたり試走に使ったりしてます。
■Lenz Compact
一体型のコマンドステーションも欲しくなって一番安いから選んだLenz Compact。大きなダイヤルで軽く回せるのがお気に入りポイントです。その他は可もなく不可もなく、必要にして十分ではあります。なぜか廃番になってしまいました。今でも愛用中。スロットルとしても使えます。その後、LenzのXpressnetの囲い込み商法にはまっていくことに(笑)
■SPROG II
JMRIから使えるコマンドステーションでは、たぶんこれが最安。6000円台後半くらい?DP-1と同じくPCにUSB接続して使うことが前提です。JMRIのDecoder Proとか使えて便利。
元々は、こういうローラーの上で速度を測るMTS-DCCという製品と一緒に使う目的で購入しました。MTS-DCCもJMRIから制御するのが基本。残念ながらMTS-DCCは廃業したみたいですが、面白い製品だっただけに残念です。
電源が必要で、DP-1みたいにUSBだけでは動かないです。しかも12-15Vなので、9Vでは動かないです。出力電圧を制御するようなことはできないので、Zだと出力をドロップさせて使うか、エイや!と12Vのまま使うか(笑)
確証はないですが、SPROG IIとD&H(Velmo)との相性が悪いような気がします。テスト用のオーバルでVT11.5にVelmoを搭載した際に、暴走してしまいました。ただ、VT11.5の集電不良だったのかもしれませんが。使用する目的限定で購入したので、それほど気にしていません。
JMRIから制御しているところです。JMRIはツール類は便利なんですよねー。
■Lenz LZV100
自動運転用のフィードバック用インターフェースを備えたコマンドステーションが欲しくて購入しました。最初にLenz買っちゃったので、高級バージョンもLenzに。この辺は囲い込み商法に負けてますね(笑)
本当はSET90というダイヤル式のスロットルがセットになったものが欲しかったのですが、なぜか廃番に。SET100というのはあったのですが、スロットルがボタンはちょっとなぁ・・と本体のみ購入することに。Compactがスロットル代わりになったので、特に問題はありませんでしたが。ディスプレイも何も無く、今時のタブレットなんて無い時代の製品なのでUSBどころか当初はシリアルでPCつないでくださいみたいな製品です。(当時はそれでもPCに接続できたんでしょうが)今は、USBもLAN、Wifiも接続できる外付けの製品も出てますが、高い!Xpressnetを分岐するだけのパネルみたいな製品が何千円とか(国内だともっとする)ただ、DCC規格を一緒に作ったLenz製品なので、デコーダーとか相性が悪いなんで不具合は一切なかったです。(もっとも持っている製品だけしか試せませんが)SPROGで暴走しても、Lenzでは問題なかったりして、安心感はありますね。
フル機能(?)のコマンドステーションなので、出力電圧も変更出来て11Vが最低です。これもブースターまで購入してGotthardレイアウト用にしていましたが、この本体をどうやってレイアウトに固定するんだろうと悩んで、最終的には売却しました。
■digikeijs DR5000
オランダのdigikeijs製DR5000。ネットで発見した時は驚き。LAN、USB、Wifi装備で140ユーロ弱(当時)。しかも(ネットでは)よくわからないけれどもLoconetもXpressnetもS88も搭載という・・どうなっているんだかわかりませんが、怪しい香りがするのでとりあえず1台注文しました(笑)今のところ、Gotthardと大きなトランクに搭載してます。手のひらよりもちょっと大きいくらいで、薄いしレイアウトに取り付ける穴もあるし(笑)
もう完全にPCかタブレット接続前提の製品になってます。
周りのインターフェースモジュールも安い!ということでたくさん買っちゃいました。
フィードバックモジュールのDR4088RB(Xpressnet)はこれだけで検出回路まで入っているので、自作基板+LDT RS16の組み合わせがこの1台で済みます。
左が使用前、右が使用後。。配線スッキリ。
Xpressnetのインターフェースを購入しているのは、よくわからないから(笑)他のインターフェースを接続してアドレスとかどうなるのかもわからないので、とりあえず既存のLenzが生きるようにXpressnetのインターフェースで揃えました。ただ、購入していろいろやっているといろんなインタフェースを接続しても(制限はあるものの)大丈夫だということが分かって安心しました。まあ、複数のインタフェースを持っている人はそんなに多くはないでしょうけども、いろんなユーザーに受け入れられる製品になってますね。
ただ、ちょっと癖があってWifiで接続できるのかと思いきやそれはスロットルとかクライアントだけで、基本はLAN接続かUSBだったり。WifiはインタフェースをZ21に設定すると、ROCOのZ21アプリを入れたiPhoneで制御出来たり、著作権大丈夫なの?と心配になるくらい便利です(笑)まあ、途中でWifi途切れると制御不能になるので、有線接続のLANにするのでしょう。
こんなX-BUS(XpressnetのHUB)なんかもあって、数珠繋ぎ(電話線みたいなケーブルで順番に接続)するしかなかったのが、真ん中にこれを固定しておけば適当につなぐだけでよいのでとっても便利です。もちろんLenzのCompactを接続してスロットルとして使ってます。
■ROCO Z21
DR5000よりも前に発売されていたROCO製のZ21(白箱)です。DR5000にR-BUSという記述があって、ROCOのインターフェースだとはわかっていたのですが、RJ12の4線なのか6線なのかの情報もなくてネットでは6線とか書いてました。よくわからないと気持ちが悪いので、H0ですがスターターセットで購入しました。ディーゼルと工事車両の気に入らないセットでしたが(笑)240ユーロと激安。Z21本体とMultiMausが付いてきます。H0はスムーズに走行しますが、エンドレス1本でこんなにスペースを食うのか!と驚き。ちょっとした固定式のレイスとだと場所がいくらあっても足りませんね。。たぶん、Z21がタブレットとかPC前提の製品としては最初の頃なんじゃないでしょうか?発売当時は「えー」って思いましたが、今だと全然問題ありません(笑)Z21はスターターセットの白箱と単体で売っている黒箱の2種類があって、黒箱は出力電圧を変えたり、インターフェースが追加されていたりと機能が違います。CAN-BUSとかLocoNetとかプログラミング出力やSnifferバスなんかありますが、出力の電圧制御以外はそんなに必須な感じがしないので、値段的にはスターターセットの白箱でも十分だと思います。フィードバックとかブースター接続とか基本的なことは出来ます。ただし、白箱(Starterセットに入っているもの)は、PCに接続はできるもののRocrailとか別のソフトから制御できません。別途ロック解除のキーを購入して、解除する必要があります。スターターセットではない白箱は未見なのでよくわかりません。
ROCOの良いところというか、ドイツの良いところなのか、ちゃんとサードパーティ製の機器類も接続可能でサポートみたいなところがいいですよね。元々がLenzが開発したようなのでR-BUSとX-BUS(Xpressnet)も付いていて、Lenzのスロットルも接続できます。LDT製のブースターやら、ソフトはフリーのRocrailまで掲載されています。なんだか太っ腹なところがとても気持ちいい製品です(笑)ROCO旧製品とLenzはX-BUSですが、新製品はR-BUSだけなのでR-BUSがXpressnetの拡張版だとわかります。
■結局、コマンドステーションは何がいいんですか?
よくある質問のようですが、海外のWebサイトでも「それは難しい」と書いてあるところが多いですね。
自動運転とかフィードバックが必要であれば、そういったインタフェースが搭載されたものを最初から購入した方がいいでしょうけども、どのインタフェースかを選ぶことによって周辺機器が高かったりします。自作するとか互換品を海外からなんて思う人は選択肢が広がりますが、あくまでも国内で調達だとやっぱりKATOが売っているDigitraxになるのでしょうね。
まだKATOから発売になっていない(2020年4月末現在)DCS52 Zephyr Expressです。綺麗な画面に替わってます。USBも備えていて、これでLoconetからフィードバックも出来るのなら(調査してません)オールマイティですね。そもそもアメリカで$235なのに、国内で2万いくらとかダンピングのような嬉しい価格で売ってますね(笑・・前のモデルの話です。)
拡張バスはLoconetです。
拡張もある程度は出来るけども、PC接続まではしたくないのであればESUとかメルクリンのCSなんでしょう。ESUが作っていたのは初代CSのみなので、CS2、CS3はよくわかりません。輸入しても7万くらいはするので、決して安いわけではありませんがある程度の自動運転が出来たり、ESUは画面で速度変えるとダイヤルが自動でくるくる回ったりして高級感がありますね!
PIKOから画面無しのモデルもあるみたい。Ecosのスロットル部分だけ分離したような感じで面白いですね。こちらはDCC対応だけで、Marklin、Selectrix対応は無いみたい。
拡張バスはEcos独自仕様です。線路出力はDCCだけでなくMarklinやSelectrixも対応してます。MarklinのCS1はファームをESUに変更すればEcosと同じになるみたいです。CS2とかCS3はMarklin独自仕様です。
ディスプレイ別だとDR5000が最強かもしれません。これが出てくる前ならZ21も良いかと思いますが、メジャーな拡張インタフェースを複数装備しているので便利です。最も、いろんな機器を持っていない人には関係ないでしょうね。ただ、拡張機器も安いので将来的に拡張していく予定があれば選択肢の一つでしょう。最初からPCが必須にはなりますけど。
拡張バスはXpressnet、Loconet、Roconet、S88が標準です。
まあ、Z21のところで互換品も接続できるなんて資料もUPしてますが、ブースターなんかは同じメーカーにしておいた方が無難です。インタフェース仕様は同じになっていても、電気的に分離されていないとか問題も起こります。ネットで調べてからの方が安心ですね。
世界中にたくさんの種類があって、DIYで自作したりする方もいますし「これだ!」って気に入った方法が一番なのかも。単体で使うんならわかりやすくて簡単なのがいいですね。お座敷運転で小さなエンドレスくらいなら何でもいいのかもしれませんが、段々大きくなってくるとtスロットルだけでも分離したいなとか、欲が出てきますのでそこは拡張できた方がいいかも。いまどきなのでスマホとかタブレットだけって選択肢もありですが、スロットルのダイヤルとか感覚が捨てがたいところはあります。