レイアウトプラン
これが2作目になりますが、1作目は3段式にしてプランは気に入っていたものの製作技術が追いつかなかったり、坂が急すぎて登らないといったこともあり、完成を待たずに解体となりました。
1作目の反省点
1.坂は長編成も考えるとZゲージでは2~3%程度に抑えないと長い編成は無理
2.隠しヤードは有効だが、線路メンテナンスが面倒
3.ポイントがスムーズに通過できないときがある
4.テーブルという性格上、四方から眺められないと楽しくない
5.ポイントやギャップを切った線路への給電など配線が面倒
6.テーブルなのでコントロールパネルやパワーパックはカッコ悪い
なんかもっとありそうですが、こんなところを基に妥協しながらプランを練り直しました。
サイズ
市販のコレクションテーブルを使用している関係で920mm X 470mmという変形サイズです。
テーブルから自作とか、特注とかもいいかと思いますが、なにしろしっかりした木で出来ていて上下はガラス(1枚はスリガラス)で14,800円はなかなか魅力的かなと。。ホコリ避けに四方に開いた部分はガラスかアクリルでカバーする必要がありますね。
ガラスは載せてあるだけなので簡単に取り外しできます。
このテーブルの良さは、縦方向に30cm近い空間が確保できることです。やっぱり山くらい作りたいですからね。
線路配置
基本的には8字型の変形です。前作の失敗は勾配だったわけですが、スペースの関係で平面だけだとどうしても良い配置が思い浮かばず、結局立体交差をする形になりました。(1作目のプランはページの下方を参照ください)
面積が狭いので、単純に8字にしてしまうと勾配がかなり急になってしまいます。なるべく長手方向に直線で勾配部分を確保できるように考えてみた結果です。交差する部分は最低でも3cm、架線を張るならば4.5cmは必要になります。架線集電は避けても、3cmだとパンタグラフを上げたまま走行はできません。なので、このプランでは3.5cmでなんとか架線を張り、架線集電も行えるようにする予定です。
それでも勾配は3.1%と3.6%となり、急であることに変わりはありません。長編成は無理ですね。
景観
1作目が駅部分のみ露出して、他の線路を隠すように計画したのですがやはりそれだと見ている人は飽きてしまうんではないかと思います。また、いろんなレイアウトを見ていると駅がある方が前面という風に見る側が決まっているものがほとんどだと思います。これが間違っているわけではないんですが、テーブルということで四方から均等に見ても楽しめるものでないといけないということで駅部分は中央をナナメに走るようにしたわけです。
上図が今回露出する部分です。見え隠れした方が楽しいでしょうね。窮屈なスペースに収めるため、最小半径はR145を使用しています。ヨーロッパの車両は26.4mもあるので、急カーブだと内側にはみ出てカッコ悪い(と人に言われた)のでなるべくカーブの部分は隠れるようになってます。カーブポイントをはじめほとんどは1作目のお下がりを使用する予定です。
旧プラン(1作目) こちらは解体されました。。
以下は1作目のプランです。3段式のかなり無理があるプランでした。勾配は図面上では4.5%、実際に工作してみたところばらつきがあって瞬間的には6%もあるところがありました。参考までにご覧ください。